Stereolab / Captain Easychord (2001)

今月のStereolabは『Captain Easychord』(2001)というEPです。
『Sound-Dust』(2001)の前哨戦のような1枚ですね。正直なところ、この頃になりますとほとんどStereolabに関心を持っていなかったので惰性で購入していたことを告白しておきましょう。
M1「Captain Easychord (Edit)」という表題曲。これがシングル・ヴァージョンですので、厳密には全曲、アルバム未収録となりますね。
淡々と綴られるM2「Long Life Love」とM4「Moodles」はどちらも7分超え、M3「Canned Candies」にしてもその地味な佇まいということになりますとアルバムから漏れてしまった場合の駆け込み寺の様相でもある本盤。
大雑把に言ってしまえば、Stereolabとしてはそれほど面白みを感じないのがこの時期でしょうか。以前からずっと聴いていれば判るように根っこはいつもと同じ彼らなんでしょうし新たな試みに取り組む姿も容易に想像することが出来る訳なんですが、空振りとは言わないまでも停滞気味に目には映りますね。
Stereolabならではの神通力にも陰りが出て来たんでしょうか。
浮遊感が溢れかえるラウンジ感覚に醒めた歌声という取り合わせが悪い訳ではありませんが、活動開始からこの時点で10年です。
もう充分なのではという気持ちにもなってしまうのでした。
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