Stereolab / Aluminum Tunes: Switched On, Vol. 3 (1998)

今月のStereolabは『Aluminum Tunes: Switched On, Vol. 3』(1998)です。『Refried Ectoplasm Switched On Vol.2』(1995)に続くレア・トラック集ですね。
主にアルバム未収録曲を集めた編集盤なのに2枚組なんですよ、これが。実際には『Music For The Amorphous Body Study Center』(1995)から隠しトラック以外の6曲がそっくりと、また『Mars Audiac Quitet』(1994)のボーナス・ディスクからの2曲も収録されているとは言え、大変な量です。
冒頭のM1「Pop Quiz」からM6「Space Moment」は件の『Music For The Amorphous Body Study Center』という企画盤に収録されていますので省くことにしまして。
聴きたくてもなかなか聴くことの出来なかったStereolab流ファンクが決まりまくったM7『Iron Man』や徹頭徹尾、洗練されたインストゥルメンタルのM8「The Long Hair Of Death」、Tortoiseとのスプリット・シングル収録のM11「Speedy Car」などなどを好きなだけ聴くことが出来るんですよ。
快挙と言うほかないですね。
M9「You Used To Call Me Sadness (Lissys Version)」(これは「Fluorescences」(1996)収録のワルツですね)やらM10「New Orthophony (Full Version)」(件の『Mars Audiac Quitet』収録曲の完全版とは驚きです)などの既発曲のヴァージョン違いも嬉しいものです。