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The Box Tops / The Best Of The Box Tops Soul Deep (1996)

boxtops
驚きの訃報です。Alex Chiltonがお亡くなりになってしまったというんです。インディー界隈最大の見本市と言われるSXSWBig Starとしての出演を控えていたとのことですし。享年59歳。無念ですね。


そんな訳で今夜はThe Box Topsの『The Best Of The Box Tops Soul Deep』(1996)を聴いたつもりになっています。Alex Chiltonにとってその長いキャリアの発端となったグループですね。1990年代半ばに再結成、活動中だとは初めて知りました。
Sundazed Musicから各アルバムがきっちりと再発されているものの、不遜ながらこのベスト盤で済ませているんです。いるんですが、棚のどこを探しても見当たりません。


仕方ないことですので以前に取り上げた編集盤を引っ張り出して凌いでおります。
M2「Neon Rainbow」が収録曲されている『Summer Of Love Volume 1: Turn In(Good Times & Love Vibrations)』(1992)でございます。
ソロ作品ですとやはり、ベスト盤CDか『1970』(1996)くらいしか持っていませんし。


このThe Box Topsに在籍時はAlex Chiltonがまだ10代後半という若さだったことに驚きますが、あのDan Pennに全面的に面倒を見てもらったり、お陰で「The Letter」というヒット曲に恵まれた訳ですよね。
勿論、Alex Chiltonの歌が印象的であるのも確かなことです。若さゆえの突っ張ったところもなくすでに落ち着き払った風格のようなものさえ漂わせています。これはその後のBig Starやソロ時代からはなかなか連想し難いのかも知れませんよ。最初からまた違った磁場の強さを備えていたようです。


件のDan Pennとしては軽めのブルーアイド・ソウルという路線を狙ったのがぴたりと合ったのか定かではありませんが、その割には重みすらある歌の力が炸裂しているとしか思えません。などと想像力を目一杯、働かせてみました。


そんなAlex Chiltonはグループ解散後にいったんソロ活動に移行したものの、失意のうちに故郷メンフィスへと出戻りまして。今度は新たにBig Star結成なんていう、後に強く影響された者たちにとっては結果オーライ的な流れが嬉しいんです。
最後に故人のご冥福をお祈りいたします。


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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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