Mississippi John Hurt / Avalon Blues: The Complete 1928 Okeh Recordings (1996)

久しぶりにブラック・ミュージックを聴いてみようと思ったのは酔っているからではありません。3学期が始まりまして、早速、奮闘中のリンク先さまの波野井露楠の徒然日記 ~ROCK&BOOK~の波野井さんの最新エントリに影響されたからです。
そんな訳でトラックバック記事を兼ねましてMississippi John Hurtの『Avalon Blues: The Complete 1928 Okeh Recordings』(1996)を聴いています。
第2次世界大戦後の音源にはそれほど関心がなかったので、この編集盤が格好の1枚なんです。Legacy Recordingsのこの手の復刻シリーズは優れものなので好きなんですよ。
良く知られていますように1960年代のフォーク・リヴァイヴァルの中で再発見されたというMississippi John HurtがOkeh Recordsに残した1928年当時の録音がまとめられています。
これも良く知られていますようにBob Dylanたちが影響を受けたくらいですので、真っ黒で泥臭いブルースというよりも柔らかなフィンガー・ピッキングが特色のフォーク・ブルースですよね。滋味溢れる歌声と軽妙洒脱で優しい音が耳をくすぐるように響きます。
代表曲のM7「Stack O' Lee」を始め楽しげな演奏の数々には心安らぎますね。
例えば、こうやって80年以上前の音楽、喜怒哀楽の込められた歌を聴くことの出来る喜びというのは何ものにも代え難いですよね。波野井さんも書かれていますがこれはまったく幸せなことです。
今夜は何だかぐっすりと眠れそうです。
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