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BMX Bandits / Gettin' Dirty (1995)

gettindirty
今月のBMX Banditsは『Gettin' Dirty』(1995)というシングル盤です。
絶好調の中、発売された同名アルバムの『Gettin' Dirty』(1995)への布石となる全4曲ですね。


1曲目のM1「Gettin' Dirty」はゆったりとしたテンポのラヴ・ソング。前作の『Life Goes On』の路線を踏襲した安定感が頼もしい1曲ですよ。
この時期からは、すっかりと全国区の人気を得ていた(そして、一気に忘れ去られようとしていた)The Soup Dragonsのベーシストとして在籍していたSushil K. Dadeが正式に加入しております。粘りのある演奏を聴くことが出来ますね。


お次はM2「I Can't Stay Mad At You」ですよ。
これはもう名カヴァーではないでしょうか、と息巻く前に。この曲自体がポップ・ソングとして、やはり良く出来ているんですよね。BMX Banditsらしさが出ていますけれど、さすがにGoffin/King作品ですので。


M3「Tiny Finger, Tiny Toes」はFrancis MacDonaldによる1曲です。とても上品な雰囲気が満点ですね。
B面とは言え、これまで書き溜めて来たものを披露することが出来る良い機会ですので。ピアノの腕前もそうですけれど、歌も随分と上手くなっていますよ。


最後はM4「This Guy's Not In Love With You」。こちらもFrancis MacDonaldの単独作品です。
M2「 I Can't Stay Mad At You」と同じようにSushil K. Dadeのベース・ギターが寄り添うくらいなので、密室感のある弾き語りの小曲のためにより親密度が高まりますね。


以上、続く同名アルバムの『Gettin' Dirty』の充実度を占うような先行シングルである本盤なのですが、果たしてその結果は来月ということで。


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月見で一杯

十五夜ということで、今回も洒落たロゴですよね。


中秋の名月にもかかわらず、曇天なので何も見えやしませんよ。


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Talulah Gosh / Double Live Gonzo 69 (1987)

talulahgosh69
みんな大好きHeavenly


という訳で先月で片付いたはずのHeavenlyにつきまして。このまま無傷で帰っていただく訳にはいきません。
今度はその前身グループであるTalulah Goshを振り返ってもらいましょうという後ろ向きなエントリです。しかも、旧ブログの『とばすぜ ハイウェイ』からの転載という手抜きのエントリなのです。

今回はTalulah Goshのシングルとしては3枚目に当たる『Double Live Gonzo 69』(1987)について書いてみます。
今から20年も前のレコードなんですね。ある意味、恐ろしいことです。


ジャケット裏面にわざわざ“Double Live Gonzo 69”とあるので、これが表題だとして間違いないでしょう。
また、Elizabeth Priceの後釜として既にEithne Farryの名が、そして制作にJohn A. Riversがクレジットされています。


今となってはK Records発売の『Backwash』(1996)という編集盤が彼女たちの音源を網羅しています。手持ちの盤は12インチ・シングルでして、数年前に珍しく無理をして中古盤店にて入手したものです。


グループ名でもあるA面曲のM1「Talulah Gosh」自体は楽曲として何か特別な閃きのあるものではありません。
単調なひら歌から一転してサビを倍テンポで盛り上げることを繰り返すのみですから作りとしては単純極まりない訳なのですが、逆にそれが殊更こちらの心の琴線に響く結果を導き出してくれます。


目の覚めるような瞬発力で突っ走るM2「Don't Go Away」が、なぜだか身包みを剥がされる勢いを感じさせくれます。パンク色が強いんですね、これ。


そんな電車道で以て押し込まれたと思ったらM3「Escalator Over The Hill」で突き上げられるという風にアメとムチを振りかざすような塩梅なんです。

 
未だに彼女たちの一挙手一投足に振り回されっ放しなんですよ。


といった具合で、我らがAmelia Fletcher姫にまったく言及していないこと以外に上記に付け加えることはこれといってございませんが、まだまだ先は長いのです。




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偉大なる魂

本日、10月2日は“インド独立の父”と呼ばれるMohandas Karamchand Gandhi、マハトマ・ガンジーの誕生日ですよ。


非暴力を唱え、不服従運動を展開させた偉大なる指導者ですね。



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The Byrds / Turn! Turn! Turn! (1965)

turn
The Byrdsのファースト・アルバムの『Mr. Tambourine Man』(1965)に続きまして、『Turn! Turn! Turn!』(1965)のお出ましです。


フォーク・ロックをさらに突き詰めた形ですね、今回は。粒立ちの良いRoger McGuinnによる12弦ギターの音色だけでなく、全体的に一段と洗練された様相です。
コーラス・ワークもばっちりと決まっていますしね。


Pete SeegerBob Dylanなどの、まだまだ半数を占めるカヴァー曲な訳ですけれども、やはりGene Clarkのペンによるオリジナル曲がきらりと光っていますよね。
追加収録曲には肝心の「She Don't Care About Time」が2種類も含まれていまして何とも嬉しいことではありませんか。とにかく、才気走っているとしか言いようのない状態だと強く思います。


初めて聴いたのがこの現行のリマスターCDだったりするので、もし充実の追加収録曲が最初からないとなると少し心配になって来るくらいにあっさりし過ぎる内容の本編にも思えなくもないのですけれども。
こんなにもきらきらと輝くフォーク・ロックのその先にサイケデリアを見据えていたなんて、すっかり後追いの身にも想像だにもしませんでした。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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