Prince And The Revolution / Around The World In A Day (1985)

天才、Prince。
今度は『Around The World In A Day』(1985)の出番です。Prince And The Revolutionの名義で自前のレーベル、Paisley Park Recordsからの発売なんですね。
このジャケット・デザインがいちばん好きです、普通っぽいので。
前半は抑えめなのでしょうか。いかにもポップなシングル曲のM4「Raspberry Beret」以外は至って地味な印象です。聴くのはまだ、2回目ということもあるのかも知れませんけれど。
M4「Raspberry Beret」とM7「Pop Life」などは中学生当時、嫌になるほど耳にしましたね。『ポップス・ベストテン』とかいうラジオ番組を毎週、へばりつくようにして聴いていましたので。ただ、エアチェックすることはなかったんですよ。
今の耳で聴いても、というか今の耳で聴いてみますとどちらも良く出来ていますよね。
12インチ・ヴァージョンがちょいと話題らしいM6「America」というのは何だかいろいろな意味で刺激的な1曲ですね。シングルとして切られたこともあるでしょうし、当時から話題となったのでしょうか。
最後のM9「Temptation」も尺が長くて聴き応えたっぷりと言えばその通りなんですが、M8「The Ladder」が随分と雄大で、その懐の深さのようなものに少し感動してしまいました。
創造性に富んでいて余裕もあるように見えてと、立派な大物ぶりだなと思いましたよ。
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