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Small Faces / From The Beginning (1967)

sf
Small Facesの『From The Beginning』(1967)を聴いています。
前回のデビュー・アルバム、『Small Faces』(1966)のエントリから1年以上も経ってしまいましたし、今回も旧規格盤CDなのです。それでも現行盤もようやく買い足したので、それらはまた1年後にしましょうか。


自由闊達なImmediate Recordsへの移籍騒動のどさくさで在籍していたDecca Recordsから発売されたという不本意なアルバムかも知れませんしアウトテイク中心ということもありまして内容的にどうなのという懸念が付きまとうかと思われますが、まったく遜色ないですよね。
むしろ、出してくれてありがたいようなそんな変則的なアルバムではありますね。


サイケデリック風味のM3「Yesterday, Today And Tomorrow」などがあるものの、初っ端のM1「Runaway」のように全体的にR&B一直線の熱いブリティッシュ・ビートが縦横無尽に駆け巡りますね。
そのM1「Runaway」の場合、いきなり猛々しい雄叫びで始まるのにまず驚かされます。何でもメンバーの声ではないようですけれど、隠し味のパーカッションも相俟って威勢の良さが目立ちますよね。


Small Faces』からの流用という無理矢理なところもありますが、大ヒット曲のM9「All Or Nothing」が収録されていることに本作の価値が集約されると言っても過言ではありませんよね、仕方のないことですけれど。
この男臭さ、可愛らしい顔しているくせに堪りませんよね。Steve Marriott、一世一代の素晴らし過ぎる名唱ですよね。何も言うことありませんです。


もうひとつ、カヴァー曲も聴きどころですね。M13「You've Really Got A Hold On Me」の解釈と黒さ、The Beatlesとはまた違うものでこちらの方も奮ってますよね。


ボーナス・トラックには1965年のデビュー曲、M14「What'cha Gonna Do About It」(これも流用ですね)のBBC Session版も収録されていましてお得感が倍増です。



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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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