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BONNIE PINK - ONE (2009)

bonniepinkone
BONNIE PINKの新しいアルバム、『ONE』(2009)。
デビューしてからも10年以上、10枚目のアルバムだそうで着実にキャリアを重ねていると。すっかりヒット・チャートの常連でもありますしお茶の間にも随分と定着していますよね。


今まで結局は2枚組のベスト盤、『Every Single Day』(2006)を聴くに留まっていまして、ようやく本作を新譜として購入したのでした。
ジャケット写真に釣られてしまったということもありますが。彼女も30代半ば、ますます女っぷりを上げて来ていますよね。


内容の方も芳醇ではありますけれど、熟れに熟れたサウンド・デザインが湯気を立てているということでもなく。エッジの立ったロックなBONNIE PINKも聴かせてくれます。
本盤にもタイアップ曲が多いのですが、何とはなしに統一感というものはあって意外とひと息で聴けてしまうのですね。
何を演りたいのか焦点がはっきりと定まっている気がします。明確な強い意志が働いている印象を感じるという訳です。


やはり、シングル曲のM4「Joy」は凄くアクセントになっていまして。しっとりとしていて深みもあってとずばり名曲ですね。


ヒット曲もそれなりにあって、ある程度のわがままというか意欲的な試みを行なえるという羨ましい立ち位置にあるのが今のBONNIE PINKなのかも知れませんね。
シングル曲のM6「鐘を鳴らして」の英語詩版であるM15「Ring A Bell」を追加収録するなど、遊びというか余裕のようなものまで感じさせてくれますよ。
こうなったら、過去のアルバム作品に遡ってみる必要があるかな、と。


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Stereolab - Wow And Flutter (1994)

wowflutter
今月のStereolab、傑作アルバムの『Mars Audiac Quintet』(1994)より、もう1枚のシングル盤の『Wow And Flutter』(1994)ですよ、と。


表題曲のM1「Wow And Flutter」はちょっとした装飾音、効果音が入りましてアルバム・ヴァージョンよりも若干、華やかさがありますね。
浮遊感もばっちりでいかにも“Space Age Batchelor Pad Music”という言葉がぴったりです。


M2「Heavy Denim」はですね。アイディア一発で作って勿体ないから録りました的なところが多分にある、いかにもB面に相応しい1曲です。
Stereolabには少なからずこういう一面があるんですよね、良くも悪くも。


M3「Nihilist Assault Group Part. 3,4,5」は『Mars Audiac Quintet』収録の「Nihilist Assault Group」の続編ですね。全部で5部作の大作、という訳ではなくて編曲違いが5つといったところでしょうか、実際には。
いつものStereolabらしく楽曲自体は単調なだけに、シングル盤を使ってこういった展開をしてみせるところはとても面白い試みですね。
残った素材を再構築したのかまったくの新録なのか別録りなのか定かではありませんが、特に「Part 4」では催眠効果も抜群の音像が極めて幻覚的でして歪んだ時空に放り込まれたような感覚に。


M4「Narco Martenot」の場合はいつもの分厚いアナログ・シンセサイザーが空間の塗り込めて行くような1曲でして、祈りにも似た曲調がちょいと心に響きますね。


収録曲は残念ながら『Ping Pong』(1994)と同様に『Aluminium Tunes: Switched On Vol. 3』(1998)には収録されていないようです。


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木村カエラ / Hocus Pocus (2009)

hocuspocus
スヌーピーと共演中の『ホットペッパー』のCMがめんこい木村カエラの『Hocus Pocus』(2009)、デビュー5周年にして5枚目のアルバムという記念すべき1枚です。 前作、『+1』(2008)から約1年ですか、早いものですね。


今回も例によってM2「マスタッシュ」、M6「どこ」、M12「BANZAI」、M5「Butterfly」といったシングル曲(タイアップ曲)を網羅、おまけにM3「Phone」でさえ『どこ』(2009)収録曲だったりします。
既発曲が多いですね、こういうのって仕方ないことなのでしょうか。


そのM6「どこ」はシングル曲としては初のバラードだとかでいろいろなことに取り組んでいる訳ですね。ジャケット写真などのヴィジュアル面も含めて聴き手を楽しませよう、ついでに自分でも楽しもうというのは痛いほど伝わって来ると。


いつものロックなM1「Dear Jazzmaster '84」やM2「マスタッシュ」、何かが弾けたようなふっ切れたようなM12「BANZAI」、泣かせるウェディング・ソングのM5「Butterfly」と盛り沢山、却って何でもあり過ぎですよね。特徴的なのがシングル曲ばかりですけれど、ほかの収録曲も色とりどりなんですよ。
それがどうにも各曲ともそっぽを向き合っていて収まりが良くはないなというのが第一印象ではありました。


木村カエラの元気いっぱいの歌声が輪をかけてちゃきちゃきしていて、嬉しいことで。
追々、これまでのほかのアルバムと同様に愛着が湧いて来るのだとは思いますけれども、掴みどころがないというか何だか頑張り方が今回は違う気がするというのが正直なところだったりしますね。


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BMX Bandits / Kylie's Got A Crush On Us (1993)

kylie
今月のBMX Banditsは『Kylie's Got A Crush On Us』(1993)というシングル盤です。
傑作アルバム、『Life Goes On』(1993)から『Serious Drugs』(1992)に続く1枚ですね。


表題曲のM1「Kylie's Got A Crush On Us」と言いますと。『Gordon Keen And His BMX Bandits』(1992)にJoe McAlindenが歌うライヴ版が先に収録されていますね。
“カイリーはぼくらに夢中”って何という妄想かと。勿論、これはKylie Minogueのことですからね。
もともとはTeenage FanclubGerald Loveが遊びで(?)組んだClydesmenというグループの持ち歌だそうです。
ここではぐっとテンポを落として、いつものDouglas T. Stewart節が冴えていますよ。


M2「Thinkin' 'Bout You Baby」は『C86 Plus』(1992)にも収録されたものですよ。単純に「Darlin'」を選ばないところがThe Beach Boysを愛して止まないDouglas T. Stewartなりのこだわり、でしょうか。
勿論、仕上がりは上々で清々しいだけではなくて珍しくキラキラ感が眩しい好カヴァーですよ。


M3「My Generation」は当然、The Whoへの賛辞に当たる訳ですけれど、これがまた最上級のへなちょこぶりなんです。
黄金のジャングル・ビート(Bo Diddleyのアレですね)が刻まれる中でDouglas T. Stewartののほほんとした歌声が木霊します。
The Whoのファンが万が一、耳にしてしまったのなら必ずやちゃぶ台をひっくり返して憤慨すること間違いなしです。


M4「Hole In My Heart(Demo)」はドラマー、Francis MacDonald作のデモ・ヴァージョンですね。本番は『Life Goes On』に収録されています。
来日公演でのひとコマ同様、Francis MacDonald自身によるアコースティック・ギター1本での弾き語りです。まだまだ、声が出ていないことは確かですけれど、その分、万年傷心状態の身にじわりと効いて来ますよ、本当に。


以上、発売直後には実は12インチ盤でよく聴いた「Kylie's Got A Crush On Us」でした。


Hitsville USA The Motown Singles Collection 1959-1971 (1992)

hitsvilleusa19591971
Michael Jacksonが亡くなってしまいました。享年50歳。天才の哀しい死です。
いやしくも今年、設立50周年を迎えたMotown Records。数奇な符号ですね。


そのMotown Recordsと言えば基本、この『Hitsville USA The Motown Singles Collection 1959-1971』(1992)という4枚組CDのボックス・セットを持っていればだいたい何とかなると思い込んでいる節があります。
続編も持っていませんし、Jackson 5の単独盤も持っていなかったりします。


そんなJackson 5については4枚目に収録されたM1「I Want You Back」、M4「ABC」、M12「I'll Be There」とM18「Never Say Goodbye」に圧倒されてしまって満腹中枢がイカれたままです。
まさに神童ですね、Michael Jacksonが。歌唱力だとか躍動感を超えた天賦の才があるんじゃないでしょうか。


それはともかく、この4枚目だけでなく合計100曲以上、頭からケツまでヒット曲に次ぐヒット曲。きらびやかなモータウン・サウンドに目眩がします。
The Sound Of Young America”、アフリカン・アメリカンたちの夢と希望が目一杯に詰まっています。何て素晴らしい音楽かと。


そうは言っても、徐々に明るみになって来ました未発表音源の数々がまだまだたんまりと眠っているようですので、この決定版の4枚組CDのボックス・セットでも足りないというのが本音だったりします。


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これは欲しい

20090626155204
たまたま、アップルストアを通りかかったのでiPhone 3GSを触って来てしまいました!

カメラ・アプリで動画を撮ってみて感激!
コンパスを起動させて現在位置を確認してみて感激!

これ下さいっ、と心の中で叫んでいました。

3GS

そろそろ、iPhone 3GSの発売記念前夜祭がソフトバンクモバイル表
参道店で始まるんでしたっけ。

そうそう、3G Sから3GSへと改称されたそうで。
そんな新型アイフォーンですが、私、chitlinとしては買いません買え
ません買う余裕なんてございません。(涙)
せいぜい、来年まで待つことにしますよ。

椎名林檎 - 三文ゴシップ (2009)

三文ゴシップ
椎名林檎を聴くのは本当に久しぶりです。『加爾基 精液 栗ノ花』(2003)がCCCD仕様で発売されたの機に東京事変もすっ飛ばしていたからです。
しかも、まっさらな新譜です。再び本人名義での『三文ゴシップ』(2009)を聴いてみました。


5年以上もろくに聴いて来なかったので免疫が不足しているせいなのか。それを差し引いたとしても衝撃的ではありますね。
テレビ・ドラマのエンディング・テーマということで馴染んでしまったアルバム未収録のシングル曲、「ありあまる富」がとても印象深いので期待するところも大きかった訳ですけれども、ちんけな妄想を遥かに上回る1枚ですね。


驚きました、その密度の濃厚さに。それでも今回はうるさくなる1歩手前、過剰となる寸前のギリギリのところよりも余裕を持って上手くまとめられているなという気がします。
外部ミュージシャンを多数、起用している割に鳴らされているのは椎名林檎の音楽でしかないような。
曲調もさまざまですし、いろいろな要素が複雑に絡み合いながらもジャズる心が全体をグッと引き締めているというのが奏功しているんじゃないかと。


ロック・ミュージックでもポップ・ミュージックでもどちらでも構いませんが、椎名林檎というミュージシャンの才能が相も変わらず計り知れないものであることを知らしめるアルバムだということが判ったと思いました。


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Huggy Bear

yui
今回は発売後情報です。
発売されたばかりの『hug』新垣結衣につきまして、当ブログ内にて紛糾しております。


・初回限定盤A
   本人直筆のイラストジャケット&アートワークのブックレット仕様 2,000円(税込)


・初回限定盤B
   ボーナスCD(Naked Voice Version)付き 2,940円(税込)


・通常盤
   DVD(5曲分のPV+アルバムのメイキング、オフショット映像)付き 3,500円(税込)


上記の通りに3種類の形態でのリリースでありまして、こういうやり口か足元見やがって露骨だなと思った次第なのです。


そんな中でももの凄く気になるのが(←悲しい性)、 初回限定盤BのボーナスCD(Naked Voice Version)。ちなみに本体のジャケット写真もとてもイイです。
たまたま、シングルの『うつし絵』収録のNaked Voice Versionを聴いたことがあるんですが、これが何とも絶妙なんですよ。ディレクター氏もしてやったりと思ったに違いありません。
線の細過ぎる歌を逆手に取って未加工のアカペラを全曲、録って出しといった具合です。


耳元で歌ってくれているような親密度を勝手に想像したり、生々しさのあまりその存在をやけに身近に感じたりと人としての道を踏み外しそうになるというか何かと勘違いの元凶になってしまいそうだとか、まったく罪作りなブツという訳なのです。


いろいろな意味でけしからんのです。


Herbie Hancock - Headhunters (1973)

headhunters
偉大なる現役ジャズ・ピアニスト、Herbie HancockColumbia Recordsに移籍してから2枚目のアルバム、『The Headhunters』(1973)を取り上げてみましょう。
本盤のために結成されたグループがThe Headhuntersということなんですね。


のっけから印象的なベース・ラインで責め立てるM1「Chameleon」につきまして。
一旦、ブレイクしてからの展開の方が予想以上にねちっこいので尻上がりに熱気を帯びるわ手に汗握るわで大騒ぎですよ、この忌々しい自分の身体が。
アープ・シンセサイザーを縦横無尽に弾き倒すHerbie Hancockはこの時点で誰よりも過激だったのかも知れませんね。


M2「Watermelon Man」はご存知、デビュー・アルバムの『Takin' Off』(1962)収録曲の再演でもあります。
おかしな笛の音が怪しい雰囲気を倍増させているのとリズム隊の間の取り方も独特で胡散臭いというか薬品臭いというか。


M3「Sly」は文字通り、Sly & The Family StoneSly Stoneのことを指したもので鬼のファンク祭りといった様相ですね。
こちらも後半に入りますと俄然、盛り上がるんですよね。加速度的に混沌とした音海に放り込まれるようで。
何とも神懸かり的なんですよ。


最後のM4「Vein Melter」はと言いますと抑制の効いたグルーヴによって、じわりじわりと果てしなく蹂躙されて行くのが不思議と心地良い1曲ですね。


ジャズというよりもフュージョンと呼んだ方が相応しいんでしょうが、今なお前進し続けるジャズ・ジャイアントにとっては単なる通過点に過ぎなかったりするんでしょうか。


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Heavenly / The Decline And Fall Of Heavenly (1994)

decline
みんな大好きHeavenly!の今月のHeavenlyは黒猫のジャケット写真が人気の3枚目のアルバム、『The Decline And Fall Of Heavenly』(1994)です。
相変わらずシングル曲の入っていないたったの8曲入りですけれど、国内盤CDには嬉しいことに『Atta Girl』(1993)も『P.U.N.K. Girl』(1993)も全部、追加収録されています。


引き続き、ここに来てグッとロック・ミュージックらしい体裁の音を鳴らしています。言わせてもらうと、こんなはずじゃないのになといったところでしょうか。
どうしようもないことですけれど、理想として想い描いていた淡い何かが泡となって消えて行ってしまったような感じです。寂しいものですね。


とか何とか言っておりますが、演っていることは確実に違うステージに引き上げられています。前進している訳です。
例えば、M5「Sacramento」というインストゥルメンタル曲などに見られるように彼らなりに新しいことにも取り組んでいるのです。
詩の内容もただ辛らつなだけでなく、ユーモア感覚というかちょっとしたおかしみがちらほらしていますしね。


前作の『Le Jardin De Heavenly』(1992)から参加のCathy Rogersがしっかりと絡んで来ていまして、単なるバック・ヴォーカル以上の働きぶりです。最初のM1「Me And My Madness」からして楽しさいっぱいではありませんか。
ポップなメロディーがかっちりとした厚みのある音作りによってより一層、引き立てられていますし、Amelia Fletcherの歌自体がとても上手くなっています。
周りのインディーと比べましても、この辺は頭ひとつ抜けていると言えます。


本作の充実ぶりというのは本国はもとより遠く離れた日本での人気もそれなりということで、ある程度以上のことを好きなように実現させることが出来る時期だったからこそかも知れませんね。それだけ自信に満ち溢れているような印象なのです。
そこには随分と大人になってしまった5人の若者がいると。


Atta Girl』と『P.U.N.K. Girl』という2枚のシングル盤を経て何かを振り切った感があって、それはもう必要のないものなのでしょうね、きっと。新しいことを試してみたい、やりたいようにやってみたいという気概が多分に感じられるんです。
今までとは異なる楽しさ、音楽を演っていてこんなに楽しいというのが自然と湧き上がっているような感じです。
最後のM8「She And Me」を聴くたびに切ない気持ちで胸が詰まりそうになります。何でしょうね、この寂寥感は。
Heavenlyと過ごした嬉し恥ずかし1990年代前半も随分と遠いもんになってしまいましたよ。


コピペ

コピペ
iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデートによって横画面での入力も可能になりました。
勿論、カット、コピー、ペーストも。


ただし、今のところマルチタッチの反応が悪くなったという印象があります。予測変換機能が強化されても、これでは使い勝手の向上から遠のいてしまっていますね。
コピペにも慣れがだいぶ必要でしょうか。


After

iPhone0006
iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデートを済ませました。やはり、30分程度かかりましたよ。


SMSのアイコンがSMS/MMSへと変更され、ボイスメモというアプリケーションが追加されていますね。あとは今まではなかったホーム画面の左隣にSpotlightが控えていますよ。
お楽しみはこれから、ですね。


MMS(マルチメディアメッセージングサービス)の設定については明日にでも行ってみます。


Before

iPhone2204
iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデートを済ませる前に、現在のアイフォーンのホーム画面を晒しておきましょうか。
ちなみに以前のホーム画面はコチラです。


実は新しいMac miniでアイフォーンを初期化しましたら、有料だったり無料だったりした追加のアプリケーションがすべて吹き飛んでしまい泣きを見ました。
ひっくるめてバックアップしとけなんてどこにも書かれていなかったんで!(知らなかっただけ?)


以前よりは追加アプリケーションをグッと減らして、つまりほとんど無料で済ませていると。
あとはRSS配信の量が多過ぎて、すぐにバッテリーを消耗してしまうのが悩みの種でしょうか。懲りないですね。


今週のスポットライト (27)

popin
私、chitlinが勝手に赤丸急上昇なモノやコトを取り上げてみる『今週のスポットライト』のお時間です。


FirefoxやIEにて利用可能なウェブ・ツール、『popIn』がSafariにも対応となったとのことで導入の運びとなりました。


対象となる語句を選択しますと↑の画像の通り、“メニューリスト”が表示されます。あとはお好みのサービスをクリックするだけでそのサイトが“popInウィンドウ”として開くという寸法です。


サービスの追加、変更も背景色も設定次第です。動作もきびきび(却って敏感なくらいで)、問題なく使えますよ。



今週のビックリドッキリメカ (27)

penep1
私、chitlinが勝手に赤丸急上昇のモノやコトやガジェットを選んで取り上げて行く『今週のビックリドッキリメカ』のお時間です。


Olympusから出ますね、PEN E-P1が。
“マイクロ一眼”という触れ込みのレンズ交換が可能、マイクロフォーサーズ準拠のコンパクト・デジタルカメラということで。


ハーフサイズ・システム搭載の伝統ある機種がデジタルカメラとして甦ったとのことで話題になっていると。その辺りのことには疎いのでまったく判りませんが(ついでにフォーサーズがFour Thirds、つまり4/3のことだなんて!)、妙にそそられるという訳です。
同じメカメカしくてもクラシックな感じのこういう飽きの来ないデザインには好感を持てますしね。


ただし、ボディー単体だけでも価格帯が高めらしくて、とてもじゃないですけど手が届きません。


まあ、妄想力を発揮してこうやってあれこれ考えあぐねている時がいちばん楽しかったりする訳ですね。


カメレオン

本日、6月17日はロシアの作曲家、Igor Fyodorovitch Stravinskyの誕生日なんですね。


初期3作品の『火の鳥』、『ペトルーシュカ』、『春の祭典』のうち今回は『火の鳥』と『春の祭典』をモチーフにしたロゴが楽しいですね。


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The Towering Inferno

ここ数日、何かの不具合のためでしょうか、タワーレコードのオンラインショッピングのサイトがメンテナンス中のことでアクセス不可の状態が続いています。


最近も再発ラッシュが常態化しているせいもあって買う気はとてもあったのに(SHM-CD化とかですね、自分でも馬鹿げていますが)、今じゃすっかり萎えてしまっています。
これは結構な機会損失ですね。以前、とある小売業のアルバイト先で“欠品は許さん”と釘を刺されたことがずっと印象に残っているもので、これはそれ以前の問題ですから。


昨年前半くらいまでは競合のサイトの方を贔屓にしていたのですが、いくつかの仕組みが変更されて不便を感じたのでタワーレコードのオンラインショッピング・サイトに比重を傾け始めたところでした。


あ、余計な出費も抑えられてこれはこれでイイのか、な。


社長が

<プロレスラー>三沢光晴さん死亡 試合中倒れる 広島

13日午後8時半ごろ、広島市中区基町の広島県立総合体育館であったプロレスリング・ノア広島大会で、試合中にノア社長でプロレスラーの三沢光晴さん(46)が倒れ、心肺停止状態で広島大学病院に救急搬送された。県警広島中央署によると、同10時10分に死亡が確認された。

大会関係者や観客によると、三沢さんはこの日タッグマッチに出場。相手のバックドロップを受けて頭を強く打ち、動けなくなった。レフェリーが三沢さんに「動けるか」と聞いたが、三沢さんは「動けない」と答えた。試合はそのまま中断。医師だという観客の男性が自動体外式除細動器(AED)で蘇生を試みたという。

えーっ・・・
そりゃないでしょ、そんな訳が。いやー、まさかまさか。


絶句です。


2GB

2009年6月22日(月)より、広告表示の設定にあわせて、ファイルのアップロード容量を増加できるようになります。
「高速表示設定」を利用している場合に、総ファイル容量の上限が、最大2GB まで倍増されます。

という訳でこんな報せがFC2から届きまして。
コチラのエントリの通り、4月からGoogleの広告を表示させることによって高速表示設定を維持しております。
で、今回、画像ファイルに限らずアップロード可能な総ファイル容量が倍増になると。嬉しいことですね。


ここで気になったのが“総ファイル容量”で、何だろなと思ったのも束の間。『FC2動画』なる投稿サービスがあるんですよね。
そう言えば、同じFC2ブログのAntenna.blogのパイクマンさんが以前、自前の動画をアップされていました。なるほどです。


動画と言えばちょっと前にSANYOのデジタルムービーカメラ、Xactiの新ラインナップが発売されて何となく気にはなっていたんですよ。
縦に握るデザインに惹かれてしまいますし、水深3m防水対応の機種もアリですよね。
残るは肝心の予算ですか。あ、何を撮ったらイイんだろ?


Kenny Rankin / The Kenny Rankin Album (1976)

kennyrankinalbum
The Kenny Rankin Album』(1976)。
Kenny Rankinが亡くなってしまいまして。出遅れてしまいましたけれど追悼の意を込めましてのエントリです。


Kenny Rankinを聴き始めたのは割りと最近のことで、それまではRhino Recordsのベスト盤ですら聴いたことがなかったのです。
いつだか本人が『Sliver Morning』(1975)を直販するという話を小耳に挟みまして、割高だったのですが初CD化ということもあって購入してみたのです。もう居ても立って居られなくなりPayPalの手続きを初めて取ってみるなど背中を強く押してくれた音楽でもあるのです。
もっとも、後日、タワーレコード店頭に並んでいたりしていましたけれどね。


その後は紙ジャケットCDでの国内発売にまでなりまして、簡単に手に入る状況ですので結果オーライという訳でした。実際、『Sliver Morning』については買い足しましたし。
そんな『Sliver Morning』についてはコチラをどうぞ。


非常に洗練され、ジャズ、ラテン、ボサ・ノヴァからの影響が色濃い洒落た音使いにはひれ伏すしかありません。全面降伏、ですね。
魅惑のストリングスの音色にも魅せられっぱなしです。
そして、あの歌声ですよ。絹のような柔らかさと滲み出る穏やかさと。


それから、Kenny Rankinと言えばカヴァー曲。それらをほとんど自分のものとして吐き出している業と来ましたらお見事としか言いようない有り様ですよね。“The Singer, Not The Song”を地で行くといったところでしょうか。(←違うか)
M6「Groovin'The Young Rascalsも特に白眉です、間違いなく。


商業的にはどうにも不遇だったでしょうし、その生涯の最後は病魔に。それでも、ずっと以前から根強い支持を受け続けているのは歌い手冥利に尽きることですよね、きっと。


今週のスポットライト (26)

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私、chitlinが勝手に赤丸急上昇なモノやコトを取り上げてみる『今週のスポットライト』のお時間です。


Appleからとうとう発表されましたね。Mac OS X10.6 Snow Leopardが。
9月発売予定の29ドル。価格面は良心的で安心しました。


で、ひと足先にSafari 4のダウンロードが可能なので早速、実行してみましたよ。
まずは↑の画像の通り、Top Sitesというタブ機能によってより視覚的なブラウジングを楽しむことが出来ますね。
それから、ウェブサイトをCover Flow機能を使って表示させることも出来るんです。


ただし、読み込み速度がいまひとつというのが現状です。
まあ、それも許容範囲ではありますので、概ね好評という訳でございます。


今週のビックリドッキリメカ (26)

iphone-3g-s
私、chitlinが勝手に赤丸急上昇のモノやコトやガジェットを選んで取り上げて行く『今週のビックリドッキリメカ』のお時間です。


Appleから出ますね、新しいiPhone 3Gが。iPhone 3G S、“S”はスピードの“S”だそうですよ。
国内ではソフトバンクモバイルから6月28日発売、『iPhone for everybody キャンペーン』が適用されるとのこと。


動作が速くなりバッテリー性能の向上、300万画素のオートフォーカスカメラ、ビデオ録画機能、ハンズフリーボイスコントロールといったところが目立ちますね。
新OSとして「iPhone OS 3.0」が搭載されており、カット、コピー、ペーストの機能やSpotlight検索にメモのシンクなどをようやく利用することが出来ると。


我々、既存のiPhone 3Gユーザーはどうしましょうね。2年という縛りがありますもんね。
機種変更についての発表がまだのようなので何とも言えませんが、来年の新機種(?)を待った方が良いのかどうか。
iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデートが6月1718日から可能ですので、まずはその進化の度合いを確かめてみるといったところでしょうか。


お楽しみ

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今回も調子に乗って土産を選んでみました。
会場限定でも何でもない小川軒の焼き菓子詰合せでございます。

ルヴール

20090609124748
なんつって。
午前中のうちに観て来ましたよ。

こっちの方のテーマは、17世紀の絵画ということです。それはもう見応えがありました。
ついでに、常設展も観たので腹いっぱいですよ。

るーゔる

20090609123755
今回は、『ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 』が目的です。

平日の昼間だというのに、それともだからなのか大勢、並んでいますね~。
う~ん、どーするべ。

ルーヴル

20090609121952
やって来ました、国立西洋美術館へと。

正午過ぎで、待ち時間が何と80分ですよ。

Teenage Fanclub / Hang On (1993)

hangon
今月のTeenage Fanclubは『Hang On』(1993)、ヨーロッパ盤CDシングルです。
ラジオ番組出演の際のライヴ音源が目玉でして、今のところ本盤でしか聴くことの出来ないものがほとんどですよ。


M1「Hang On (Radio Edit)」は、もともとあったイントロの「20th Century Boy」の部分をばっさりと切り落としてアウトロのさわりをほんの少しだけ忍ばせたヴァージョンです。
若干、尺が長いのでラジオ番組対策という訳ですね。


M2「Hang On」は『Thirteen』(1993)収録のアルバム・ヴァージョンです。
イントロは先の通り、T. Rexの「20th Century Boy」のそれにそっくりで、アウトロはAssociationの人気曲、「Windy」からの引用ですね。
ただし、挟み込まれた根幹の部分ではそれはもう極上のメロディーが保証されていますよ。Gerald Love作です。
ずばり、名曲です。


アルバム、『Thirteen』収録の公式テイクと比較しても遜色のない仕上がりのM3「120 Minutes (Live At NOSVARA Radio)」は切ないメランコリックな感情表現に成功している1曲です。
合い口の良くないRaymond McGinely作だったりするので、ようやくホッとすることが出来る曲でもありますね。


M4「Four Strong Winds (Live At NOSVARA Radio)」はカントリー歌手、Bobby Bareのカヴァーでございます。
ハーモニーの重なり具合が絶品です。口笛もイイ味出していますよ。
周囲のスコットランド勢や同世代のグループ(例えばブリットポップだとか?)と比較してみてもTeenage Fanclubの場合には基礎体力がしっかりしていますので、本当にこういったカヴァーを演らせたらピカイチですね。


最後のM5「Hang On (Live At NOSVARA Radio)」が格別に素晴らしいです。主にピアノをバックにした大変に美しいライヴ・テイクです。
20th Century Boy」と「Windy」という名曲で挟んだ安直さもどこ吹く風、いちばん美味しい部分のみしっとりじっくり聴かせてくれます。
この1曲のために本盤の存在価値があろうというものです、はっきりと。



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噛んで候 その十九

噛んだ、というより言葉が出て来なかったケースですね。


『クールなんとかです』


ネクタイを着用していないのを取引先から指摘されて答えてみたものの、いかにテキトーに返事をしているのかということを思い知りましたよ。


もっとも、普段から胸のボタンの隙間からワイシャツの内側に捩じ込んでいるくらいですので、クールビズだの無関係にネクタイなどいらんのです。エラい人にはそれが判らんのです。



Peter Grudzien / The Unicorn (1974)

petergrudzien
その筋ではそれなりに有名らしいPeter Grudzienの『The Unicorn』(1974)でございます。
ジャケット写真からして危険な匂いが漂っていますね。
消滅してしまったRadioactive Recordsから再発されたCDなんですけど、まだ流通しています。


一聴してただならぬ雰囲気を察知するのは容易いことで、これは相当なぶっ飛び具合ですよ。
基本はカントリーです、あの国民的な人気を誇るカントリーが此岸を軽々と跨いでユラユラとサイケデリックな音像が立ち上る。そこに作為がまったく感じられず、天然そのままなんですから恐ろしいことです。


ひと口にサイケデリック・カントリーと言っても済まされない代物ですね、これは
締めて13曲のアルバム1枚分、よく保つなというくらいのヘロヘロな演奏にかかわらず、むしろ神々しささえ感じられますよ。


翻りまして自然と連想してしまうのは、これまたDaniel Johnstonなのです。
何も突然変異的にDaniel Johnstonが現れた訳ではないようですね。アメリカという国にはPeter Grudzienに限らずずっと前からとんでもない怪物才能が生まれてしまう土壌がしっかりとあるということでしょうか。


プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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