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The Kinks / Kinks (1964)

kinks
ビート・バンドの鑑のような存在、The Kinksの登場です。最初のアルバムの『Kinks』(1964)、4人のモッズが並んだジャケット写真もイカしてます。


有名どころのブリティッシュ・ビートではThe Beatlesは別格として、ついでにThe Rolling Stonesはともかく、The Whoよりも確実にとっつき易いというのがありますので(失礼!)、意外と贔屓にしている方です。
それでも、このデビュー盤を聴いただけではのちにコンセプト・アルバムを連発して大化けする姿を想像するのは難しいですよね。正直、大袈裟な頃よりも野性味溢れるビート・バンド時代の歯切れの良い音、ずっと好きな訳です。


The Kinks』では、この時期に定番のロックン・ロールやR&Bのカヴァーが半分くらい占めているのですけれど、これがまた黒さをあまり感じさせずパッとしない印象だったりしました。
聴き始めた頃にはそういったカヴァー曲が板についていないなんて感じていたのがそれほどでもなくなって来ました。


再発され続ける中で大量のボーナス・トラックが付くようになって、本編よりもそっちの方がキレがあって面白いな、と。4枚目のシングル曲、M19「All Day And All Of The Night」なんてのも紛れていますしね。
ここはもう、ボーナス・トラック込みで頑張りぶりが充分に伝わって来るような感じです。


そんな中でどっちにしても注目してしまうのはオリジナル曲のM7「You Really Got Me」とM13「Stop Your Sobbing」のふたつです。
特に後者については隠れた名曲というのに多くの方が納得されるでしょうし、詩的な情感もたっぷりですよね。


前者については言うまでもございません。永遠に色褪せることのないブリティッシュ・ビートの傑作、もといロック・クラシックの最たる1曲ですね、もやは。
M7「You Really Got Me」を耳にして武者震いを起こさなかったらその方にはロック・ミュージックなんか必要ない、なんて言ったら乱暴でしょうか。
運良く(?) ここにいらっしゃる方々は恐らくはこの曲に痺れっ放しでしょう、そうに違いない。(←嘆願)いえ、そうであって欲しいです。(←泣き落とし)さあ、皆さんで箒をギターに見立てて弾きまくってください。エアでもイイですよ。


戯れ言はこのくらいしまして。
あの凶暴なギターの音にコード・ワーク、ソロと何度聴いても気分は最高です。
まさに必殺の名曲。この1曲がなかったら一介のビート・バンドとして忘れ去られたとしてもおかしくないような気もします。


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Eric Justin Kaz / If You're Lonely (1972)

ericjustinkaz
今夜はEric Justin Kazを聴いてみましょう。
ここでは珍しいシンガー・ソングライターものです。
名盤探検隊”シリーズの1枚として世界初CD化もされたデビュー・アルバム、『If You're Lonely』(1972)ですね。


所謂、地味で質素なシンガー・ソングライター作品かと思いきや。想像以上に予算がかけられているなというのが第一印象なんです、下世話な話ですけれど。しっかりとしたバンド・サウンドですし、結構、大胆にストリングスが入っているんですよ。
とんだ先入観でした、というのは初めて聴いた時から少々残る違和感なんです。


ところどころでゴスペル風味のコーラスが絡むのは効果的だと思いますし、これはどこまで行っても好みの問題ですけれど何回聴いても装飾過剰なんじゃないかという場面が多い気がします。


逆に例えばピアノを背に歌われるM4「Time Has Come」は凄く良い雰囲気が出ていまして、愚直な歌い口が一層、際立つんです。
M5「Tonight, The Sky's About To Cry」の場合にはピアノにストリングスの調べが加わるのですけれど、これはこれでしっとりと聴かせてくれますね。
この辺りの流れには思わずジーンと来ちゃいますよ。


もともと在籍していたというBlues Magoosを聴いたことがあるようなないようなくらいで(実際にはしっかり『Nuggets』(1972)に収録されているグループですね)、相変わらず耳は節穴ですし本盤に対してもこんな体たらくではありますが、“幻の名盤”扱いされていたというのにも納得ではあります。
ふと、安らぎさえ得られるEric Justin Kazの歌の素晴らしさは比類なきものだと、そのくらいは肌で感じるものがある訳ですよ。


UEFA

えーと、サッカーのことは判らないのですけれど。
UEFAチャンピオンズリーグですか。


まあ、イイじゃないっすか。


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品名 ノスタルジック

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う~ん、チョコレートが濃厚ですね。

美味い、甘い、旨い!

Toshi Yoroizuka

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ルーヴル美術館展を堪能したので、手土産も。

会場限定のパウンドケーキですよ、と。お楽しみはこれからです。

美の宮殿の子どもたち

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もうすぐ会期が終わってしまうので、ルーヴル美術館展に滑り込んでみました。

テーマは、子ども。古代エジプトから18世紀まで子どもをめぐる、
いろんな美術品が展示されています。天使もいますよ。
壁一面のタピスリーなんか、迫力満点ですね。

LOUVRE

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やって来ました、国立新美術館へと。

ルーヴル美術館展です。

Otis Clay / Trying To Live My Life Without You (1972)

otisclay
Otis Clayのアルバム、『Trying To Live My Life Without You』(1972)を取り上げてみます。
先日、エントリしたMajor Lanceとは見事に対照的なソウル・シンガーですね。とことん熱く歌い込む姿が目に浮かぶようで力んで握った拳が思わず汗だくになりそうです。


以前、コチラでシカゴのOne-Derful Records時代についてエントリしています。相変わらずの熱血漢ですよね。


また、同じサザン・ソウルでもズッシリとした手応えの印象があるStax Recordsとは違ってハイ・リズムの熟練した演奏には磨き抜かれたような滑らかさを感じますね。
聴き手の心を揺さぶる歌の数々は名歌手の成せる業で、その一方で聴き手の心をガッチリと掴んで離さないハイ・サウンドとの邂逅はまさに奇跡的ですしね。
艶のあるホーンもイイ味を出しています。


そこに乗っかる血潮漲る歌いっぷりが、これまた胸を打つ訳ですよ。何とも感動的ですよね、これぞソウル・ミュージックの持つ醍醐味といったところでしょうか。
魂を燃やしながら歌っています。これぞソウル・シンガーといった持ち味がビンビンに響いて来る訳ですよ。


一世一代の名曲、M1「Trying To Live My Life Without You」とともに渾身のM8「Precious, Precious」もO.V. Wrightコチラのアルバムで歌われていますが、やはり本家本元のOtis Clayに部があるようです。


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BMX Bandits - Serious Drugs (1992)

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今月のBMX Bandits、シングル盤の『Serious Drugs』(1992)です。
Creation Records移籍第1弾でもあり、当時のNME誌の“Single Of The Week”にも選ばれた記念すべき1枚となりました。


ちなみに、ジャケット・アートは今や世界的に活躍するJim Lambieが担当しています。先日まで日本で展示会を行っていましたね。
The Boy Hairdressersから出世したもんですよ、まったく。


そのM1「Serious Drugs」、これまで以上にThe Beach Boysから受けた影響が滲み出た名曲ですね。美しいハーモニー・ヴォーカルと優しく奏でられる柔らかなメロディーに心温まります。
サックスやストリングス・アレンジも頑張るJoe McAlindenがヴォーカルをとるのも正解で、Duglas T. Stewartばかりが矢面に立つ側面が強いBMX Banditsがグループとして絶好調の状態であることが良く判りますよね。


2曲目のM2「Funny Face」は、B面が似合う小粒な楽曲ですけれど、非常にポップで可愛らしい1曲なんです。
いや、素晴らしい。こんな曲がアルバムから漏れるくらいなんですから、その『Life Goes On』(1993)がこれまた素晴らしい、のは次回のお話です。


M3「Don't Fight It, Feel It (In Concert)」は意外にもあのPrimal Screamのカヴァーです。
しかもライヴ・ヴァージョン、かと思いきやどうやら疑似っぽいんですよね。ビロ~ンと緩くて思い切り原曲からかけ離れてしまっているのがいかにもBMX Banditsらしいです。
ま、同じCreation Recordsですし、そんでまた同郷ですしね。


最後はM4「Serious Drugs (Demo)」です。
歌とアコースティック・ギターのみという本当に骨組みだけのもので、メロディーの良さが素直に出ていまして。
結局、2年後にジャケット写真もほかの収録曲も入れ替えて発売し直すくらいなので、こういった出来かけの段階でもメンバー間で自信があったんじゃないかと邪推してしまいますね。そのくらい素晴らしい歌ですよ、これは。


Heavenly - P.U.N.K. Girl (1993)

punk
みんな大好き、Heavenly!という訳で今月のHeavenlyです。
突如として2枚同時に発売された7インチのもう片方の『P.U.N.K. Girl』(1993)、3曲入りです。


Atta Girl』(1993)にも驚かされましたけれど、こちらの方が聴いてみてもっと驚きでした。
全体的に簡潔な音作りのために今までの夢見心地のようなふんわりとした感触とは程遠くて。
M1「P.U.N.K. Girl」は「Atta Girl」と比べれば明るめですね。少し「Hearts And Crosses」に似ていることもありますし、あいうえお作文的な歌詞を楽しむことが出来るという1曲なんです。
演奏自体がとても引き締まっていて、今まで感じたこともなかった頼もしさなんかが全面に出ていますよ。


2曲目はM2「Dig Your Own Grave」などという非常に辛口な表題からも推し量られる、これまでのHeavenly像からかけ離れたものですね。
ギター1本の弾語りの形でAmelia FletcherCathy Rogersが掛け合うデュエット曲でもあります。
Heavenlyも変わっちゃったなぁ、というのも正直なところですね。


最後のM3「So」と来ましたら、さらに簡潔かつ思い切った仕様で。
我らが歌姫、Amelia Fletcherの独唱のみという大胆さ、ですよ。どこからやって来る自信の表れでしょうか、強気というか開き直りというか。


この後もHeavenlyは変わって行き、初アルバムの『Heavenly VS. Satan』(1991)からはちょっと想像のつかない新しい境地へと突入して行きます。
グループは先へ先へと進むことを選んだ訳ですね。


ちなみに先の『Atta Girl』とこの『P.U.N.K. Girl』を合わせたCDシングルがK Recordsから発売されています。嬉しいもんですよね、こういう繋がりって。


タモリ / タモリ (1977)

tamori
今や紛れもない大御所のひとり、お昼の顔のタモリ。その最初のアルバムである『タモリ』、1977年の発売です。
これは凄い!最初に言ってしまいますと大傑作です、これは。


本盤を初めて聴いた15年くらい前には今ひとつピンと来なかったのは気のせいではなくて、ピッチリとした真ん中分けにアイパッチという風貌だった時期のタモリに馴染みがなかったためですね、単純なことに。
理解以前の問題でした。


ここでは叩き上げの素人芸人から笑いの頂点へと登り詰めた奇才がこれでもかと繰り出す究極の密室芸の集大成となっております。
1度聴いてしまえばそれで済むんじゃないかと思われるかも知れませんが、そこは侮れませんよ。何度繰り返し聴いても飽きるどころか、信じられないほどにますます面白くなって行くんですよ。唖然としてしまいますよ、本当に。


全編を通して極めて映像的ですよ。特にM2「ハナモゲラ相撲中継」などが顕著ですね。
手に汗握るでたらめな技の応酬が何故だか目に浮かぶ訳ですよ。参りました!


圧巻はM14「タモリのバラエティー・ショー 武蔵と小次郎 Part 4~アフリカ民族音楽ソバヤ」でしょう。これで決まりです。
本格的にアフリカの民族音楽に接したことはありませんが、どうしてもそういった民族音楽にしか聞こえて来ないのです。実際には“そば屋がどうしたこうした”とか何とかしか歌っていないのにもかかわらずですよ。
抱腹絶倒を通り越して、涙が出そうになるくらいに感動的なんですよ。


現在の何度目かのお笑いブームもとかく取り沙汰されますが、この時点でいかに日本の笑いが高度なものかを窺い知れますね。
現在の生温い姿勢とはかけ離れた過激な芸風にはシャッポを脱ぐほかありませんです。


先週、ひょんなことから街で番組収録中のところを目撃したのですけれど、小柄ながらもやはり年季が違うと感じさせてくれるオーラを放っていましたよ。


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パステルズ

本日、5月22日はアメリカの画家、版画家であるMary Stevenson Cassattの誕生日なんですね。


印象主義を経てパステル画で人気を博したお方ですね。



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Stereolab - Mars Audiac Quitet (1994)

mars
今月のStereolabです。
先行シングルの『Ping Pong』(1994)のジャケット・デザインとは色違いの『Mars Audiac Quitet』(1994)の出番ですよ。
何やら威圧的なジャケット写真(それでも物凄く格好良いですが)が目を惹きますよね。


前作、『Transient Random-Noise Bursts With Announcements』(1993)の神経を逆撫でするようなざっくりとした感触とは真逆で柔軟剤まみれのすべすべとした滑らかさが特色です。
それは不思議な浮遊感、もっと言ってしまって妄想力を働かせると無重力を感じさせるその見事なサウンド・デザインは恐ろしいほどの統一感でまとまられていまして、水も漏らさぬ完成度を誇っています。
1枚のアルバムとしてあまりのブレのなさに一時は飽きを感じたこともありますが、病み付き必至の名盤です。
Stereolabをいちばん最初に聴くのにも最適ではないでしょうか。


また、前作アルバムとの連続性を敢えて断ち切ることで鮮やかなまでのポップ仕様へと転向し、そのくせリズム面ではまだまだ一方通行的な堅実さを持ち合わせつつ、というかコードを3つしか使わないとか何とかいうコンセプトを掲げたらしく。
良く言えば聴き易い、悪く言えば単調といった有り様です。


そうは言っても、シングル曲のM5「Ping Pong」や不穏にかっ飛ばすM7「Three Longers Later」、月面録音を敢行したというLucia Pamelaのことを歌ったM9「International Colouring Contest」、やたらとポップなM12「L'enfer Des Formes」などが程よいアクセントとなって、要所を引き締めてくれて


アナログ・シンセサイザーが空間を塗り込めてはドラムスがひた走り。ひんやりとしたフレンチ・ヴォーカルとパパパ・コーラスが彩りを豊かにしています。
いつも通りですね。
それに加えて、導かれるやたらと高い完成度は永久機関の如き循環コード、そしてまったりと甘いメロディー・ラインが織り成す賜物ですね。
ここにはStereolabという確固たる音楽が見事に完結しています。


今回はThe High LlamasSean O'Haganが正式メンバーからは外れていますが、相変わらずの頑張りぶりを想像出来ますよ。マリンバだらけの小曲、M15「Fiery Yellow」なんかはほとんどSean O'Haganだけで演奏しているのではないかと。
これがまた可愛らしい1曲で、思わず意表を突かれること間違いなしの締めくくりですね。
この時期のグループの状態も最高にまとまっていたように思いますし。


運良く限定2枚組CDにもありつけまして。
ボーナス・ディスクには「Klang Tone」と「Ulan Bator」のたった2曲が収録されています。これは後の『Aluminum Tunes: Switched On, Vol. 3』(1998)にも収録されていますので、わざわざこの限定盤を探す必要はありませんよ。


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アイダ

人類とサルの共通祖先か、4700万年前の化石公開

ノルウェーのオスロ大学自然史博物館の研究者は19日、人類とサルの共通の祖先の可能性がある4700万年前の霊長類の化石「Ida」を公開した。
化石の動物は猫と同じ程度の全長60センチ前後で、霊長類の系統が分かれる以前に生息していたとみられる。学名は今年で生誕200年を迎える進化論の父ダーウィンにちなんで「Darwinius masillae」。同博物館の研究者は記者会見で、人類の埋葬以前の時期では最も完璧な化石だと語った。

太古の昔に想いを馳せる・・・。
ヒトとサルの共通の祖先ですか、Idaちゃんは。こういう発見には何だか胸がワクワクしちゃいますね~。


ちなみに↓はCreation Recordsの歌姫、Idhaさん。
この2枚目のアルバムの裏ジャケット写真には何だか胸がドキドキしちゃいますね~。
idha-troublemaker


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生ジャイアントコーン

gc
去年一昨年もこの時期には。


ジャイアントコーンを頬張るっ。


『おっぱいバレー』をはじめ、最近では映画出演が活発な綾瀬はるかさんが『有休のうた』なんていうゆるふわな唄まで披露しとります。


・・・完璧だ。


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Major Lance - Um, Um, Um, Um, Um, Um (1964)

um
シカゴ・ソウルの代名詞と言えばこのMajor Lance、だというのには違和感が覚える人が多いかも知れませんが、Jerry Butlerあたりよりも馴染み深い歌い手なのですよ。単にソウル・ミュージックの聴き始めから知っていたからというだけですけど。


今回はそんなMajor Lanceのアルバム、『Um, Um, Um, Um, Um, Um』(1964)の登場です。


それにしても、この伸び伸びとした歌い口としなやかな演奏も堪りませんね。ゴリゴリのサザン・ソウルにも勿論、心奪われる瞬間に包まれてしまう訳ですが、洗練されていて尚且つ若々しく溌剌としたシカゴ・ソウルに思わず胸がときめくといった具合です。
代表曲のM7「The Monkey Time」(1963)なんかはイギリスのモッズ人気にしても相当のはずですよね。都会的なダンサー、ポップで軽やか。まさに青春の一曲です。


ボクサー崩れのMajor LanceOkeh Recordsから出したシングル盤を余すところなく収録したベスト盤のような本作(紙ジャケットCDにはボーナス・トラックが6曲も収録されているので、輪をかけてベスト盤の意味合いが強いですよね)については“The Great Songs Of Curtis Mayfield”とジャケットにもあるようにCurtis Mayfieldが詩曲で全面的にバックアップ!
これほどまでに惚れ込んだ逸材であったMajor Lanceその人以上にこの時期のCurtis Mayfieldの充実ぶり、創造性の高みには舌を巻くしかありませんね。


いちばん最初にソウル・ミュージックを確立したのは言うまでもなくSam Cookeですが、Curtis Mayfieldも負けてはいません。
小粋で朗らかなソウル・ミュージック、風の街のシカゴ・ソウルを作り上げたのも間違いなくCurtis MayfieldCarl Davisの一味なんですから


ちなみにタイトル曲のM1「Um, Um, Um, Um, Um, Um」が「恋はウムウム」としてコチラでカヴァーされていますね。拾い物というよりも異色作ですよ。



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この感じ

久しぶりで要領が掴めていないのですけれど。
エントリするのにひと苦労ですね。若干、億劫になっていたもんで。
それでも、やはりアウトプットは必要なのかなということで帰ってまいりました。


Mac miniを新調してその快適さに頬を緩ませつつ。
失ったデータについては嘆いてみても仕方ないので、前向きに。と自分に言い聞かせている次第です。



Teenage Fanclub - Norman 3 (1993)

norman3
やっとのことで今月のTeenage Fanclubです。
Thirteen』(1993)から2枚目のシングル・カット、『Norman 3』(1993)ですよ。


Thirteen』制作時、Norman Blakeが3番目に作ったか録音しただかだったので『Norman 3』という名前がそのまま残ったとのことです。Teenage Fanclubらしいですね。
それから、アナログの12インチ盤には付録としてNorman Blakeのお面でした。当時の来日公演を観に出かけたことがあるのですけれど、嬉々として被っていたファンがいましたね。


そんなM1「Norman 3」ですけれど楽曲自体はそれほど好きではなかったです、実は。過去形ですけれども。
後半でのサビの繰り返しがどうにも一本調子に思えていたのですけれど、今ではその執拗さが心地良くなってしまっています。ふと、口ずさんでいたりする訳です、これが。もの凄く気恥ずかしい歌詞ですけれど、この熱い想いは大人になった今だからこそ理解することが出来るというものです。なんつって。


次はRaymond McGinley作のM2「Weird Horses」。やはり、ここまで来るととことん相性が良くないようで。
ほとんど響いて来ない訳ですよ。困ったもんです。


B面の頭、M3「Golden Glades」はと言いますと。『Bandwagonesque』(1991)収録の「Sidewinder」に続く、Brendan O'Hare作のこれまた好曲なのです。
この寂寥感、出色の出来ですね。こちらの方がより深みを増していますよ。前回の「Don's Gone Columbia」と共に勝手に高評価著しい決定的な1曲なのです。
そんなBrendan O'Hareはグループでいちばん愛嬌のあったというのに、件の来日公演の後にクビを切られたこともあって涙なしには聴くことが出来ません。


最後はお楽しみのカヴァー大会、M4「Older Guys」です。カントリー・ロックの雄、Flying Burritto Brothersのカヴァーですね。
ひと言で楽しい演奏です。原曲と同様にTeenage Fanclubの人の良さ、人懐っこいところが良く出ている場面ですね。


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街路ミュージアム

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その足元にはちんまりとした臨時の花壇が。

ふむふむ、なるほどなんです。

フラワーストリート

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ズラリと掲げられたアート作品、なんでしょうかね?

ふーん、なるほどです。

さらば、Mac mini

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とうとうMac miniが逝ってしまいました。
Intelに切り替わる直前に購入したマッシーンで、3年ちょっとの付き合いでした。

最後は、噂のカーネル・パニックというやつです。修理に数万円もかかると聞いて諦めましたよ。

新しいMac miniが届かないうちになので、移行出来てないデータもちらほらと。
今度はSnow Leopardに切り替わる直前ということもあって、またもや悔しい思いです。

殿下

プリンス、デビュー30周年記念!紙ジャケットSHM-CDコレクション!!

USディスカウント・ショップ“TARGET”限定でのリリースとなった3枚組み新作も話題となっている殿下の、WBに残した名盤10タイトルが待望の紙ジャケット&SHM-CD仕様で一挙復刻!1978年の『For You』から1988年の『LOVESEXY』まで、天才プリンスの軌跡を今一度ご確認下さい!

デビュー30周年を迎えたPrinceの諸作品が紙ジャケットCD化されますよ、という報せですね。
デビューから10年、早くも絶頂を極めたWarner Bros. Records期をまとめて振り返る機会ですねって、実は今までろくに聴いて来なかったりします。


苦手意識ではないのですけれど、鬼門というか何故だか避けて通って来たという訳です。
余りある才能が眩し過ぎたのでしょうか。勿論、曲単位では耳にする機会がありましたので自然と刷り込まれてはいますよ。


辛うじて『Batman』の缶入りのCDなんてのを持っていました。限定ものに弱いのは昔からですね。とっくに売り払ってしまいましたけれど。
あとは後に正式発売もされた『The Black Album』だけは持っています。これは斬新でしたね。


今回の初の紙ジャケットCD化、発売日は7月8日。台風の季節ですね。選びに選んで5枚くらいは揃えたいものです。
懐はもの凄く寒いのに飛び切りに暑い夏になりそうですよ。



プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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