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Teenage Fanclub / Radio (1993)

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今夏も来日公演を行うTeenage Fanclubです。
今月の出番は当時の新作アルバムだった『Thirteen』(1993)に先駆けてのシングル盤、『Radio』(1993)。4曲入りです。


まずは表題曲のM1「Radio」から。少し軽いかも知れないですけれど、いかにもシングル向きの威勢の良さが売りの1曲です。
大名曲の「Star Sign」を彷彿とさせる、さすがGerald Love作だなという疾走感が心地良いですね。
ここで先回りして『Thirteen』のことを思い浮かべてみまして。
若干、地味な仕上がりの中で結局はこれがベストなのではないかと。それくらいに好きです。


次はM2「Genius Envy」ですか。どうも馴染むことが出来ません。
作者、そしてヴォーカル担当のRaymond McGinleyに対して苦手意識があるのかも知れませんね。


B面の頭、M3「Don's Gone Columbia」はと言いますと。
意外なことに『Thirteen』を最後に首を切られるドラマー、Brendan O'Hare作のインストゥルメンタルの小品なのです。簡潔ながらしっかりとグルーヴ感を捉えたところがとても好感触です。


最後はお楽しみのカヴァー大会、M4「Chords Of Fame」です。
プロテスト・シンガーの旗手、Phil Ochsのカヴァーですね。
こういったシングル盤の端っこで自らの立脚点を確認しつつ、若い聴き手にも古くて新しい音に目を向けてもらおうという意識が少なからずあるような気がします。



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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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