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チャットモンチー / 告白 (2009)

告白
チャットモンチーの3枚目のアルバム、『告白』(2009)です。
年度末を締め括るにあたって忙殺されていたのでまだまだ時間が足りないですけれど、いろいろと感じたことを書き残しておきます。


まずは事前に発売されたシングル曲が4つも収録されているのでどうしようもなく違和感が残ることです。
特にM2「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」とM11「風吹けば恋」は何度となく繰り返し聴いたので、やはりこれは反則だなと。
逆にM12「Last Love Letter」だと不思議なことに1回も耳にしたことがなかった分、アルバムの流れに合っているとしか思えないのですから我ながら現金なものです。


しかし、このM12「Last Love Letter」。シングルですし、てっきり可愛らしいのかと思っていたらとんでもない。
こんなにも揺さぶられるとは想像もつかなかったです。


そんな訳で相変わらず暗い、です。初っ端のM1「8cmのピンヒール」は何だかしゃかりきコロンブスてな感じですけれどね。
暗くて重い側面もあります。どっぷりと。とにかく、それだけでいとおかし。


ただ、暗い中でも手探りで色使いを工夫しようとしたり、これまでのように一直線に突っ走るだけではなくてジグザグに進んだり急がば廻ってみたり迷ってみたりと試行錯誤の様子が浮き上がって見えてきそうです。
年相応というか少し背伸びをしている風に思える部分が散見したりといろいろですし。


M7「ハイビスカスは冬に咲く」は南国風、M8「あいまいな感情」では気怠くGeorge Harrisonに挑みつつM10「LOVE is SOUP」のコーラス・ワークでばっちりと決めると。
あと、M9「長い目で見て」では3人が分け合って歌っているのですが、これは演らない方が良かったような。いかに橋本絵莉子の声が貴重かと。


それから、やはりM11「風吹けば恋」のぶっとばし方は尋常じゃあありませんぜ。
そうは言ってもM13「やさしさ」の厳しさにいともあっさりとひっくり返される訳なんですけれどね。



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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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