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BMX Bandits / Come Clean (1991)

comeclean
今月のBMX Banditsです。
2枚目のアルバム、『Star Wars』(1991)と同時期のシングル盤の『Come Clean』(1991)です。


Creation recordsに移る一歩手前、メンバー的にもいちばん充実しつつこれでも華さえあるという最良の時期ですね。
Superstar結成前夜のJoe McAlindenTeenage FanclubNorman Blake、そして無職(!)だったというEugene Kellyまで正式メンバーとして加入していますからね、この時期の来日公演をいち度でも観ておけば良かったと後悔しきりなのです。


ごくごく素直なメロディー・ラインが乾いた心に沁みる表題曲、M1「Come Clean」はシングル曲として無難なものです。
終盤に登場し急降下してみせるストリングスの調べも効果的ですね。


続くアルバム、『Star Wars』にも言えることなのですけれど、今まで以上に音質が良いのでようやく録音環境が大幅に改善されたのだろうと想像がつきますね。
その代わりと言っては何ですけれど、音の作りが平板なので奥行きというものがあまり感じられません。楽曲はこれまで通りに粒揃いなだけに、いつ聴いてみましてもこの点は残念なところです。


M2「Retitled」は以前にコチラで軽く触れたことがあるThe Boy Hairdressersの「The Assumption As An Elevator」を再録音したものです。
お互いに兄弟バンドのような間柄ですし、思いのほかしっくり来ていまして自然な流れなのかも知れませんよ。
その澄んだ歌声はJoe McAlindenのものでしょうか。


M3「Let Mother Nature Be Your Guide」については『C86』(1990)のテイクをそのまま再収録という不思議な選曲です。


M4「Come Clean - Jumping On Someone Else's Funky Train Mix」は、CD版『Star Wars』のいちばん最後にも追加収録されているのですけれど。
これがですね、文字通りに蛇足としか言いようのない代物です。
実はM2「Retitled」も『Star Wars』に収録されているので、ますます本盤を持つことの意味を見出せなかったりするのですよ。




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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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