Juana Molina / Son (2006)

Juana Molina、アルゼンチンのミュージシャンです。何でもひとりで演ってしまうそうです。
今回はそんな彼女のアルバム、『Son』(2006)を聴いてみました。
昨年の秋に最新作を携えて来日公演も行っているらしいのですけれども、その時にラジオ番組にも出演していたのを聴いていたことをうっすらと憶えています。
妙に耳にこびりつく音だなと。
実際にはそれより以前にどちらかのリンク先さまで彼女のことが取り上げられていたことが刷り込まれていたのだと思います。もしかしたらOtokichikun-Factoryのkura_moさんでしたでしょうか?
そんなこんなで何となく知っていた名前でしたので、それですぐに引っ掛かったのかと。
未だに詳しいことを知らないままなのですけれど。
一聴して、その個性的な音に魅了されてしまいましたよ。
もの凄く心地良い違和感のようなものを覚えました、どこにでもあるようで滅多に出逢うことのないような。
その柔らかな歌声と繊細なアコースティック・ギターの調べに色彩豊かなエロクトロニカの要素が溶け合って。
雨があがった後の少し生温かい空気に包まれるような感覚でしょうか。
心地良い違和感がこれほど居心地の良いものだとは勿論、初めてですし。新鮮ですね、貴重な体験です。
いつも大抵は後のことばかり振り返っているのですけれど、これからは現役ミュージシャンのことも少しは気にかけて行きたいものです。
こんなに素晴らしい才能に巡り会わないでいるのは実にもったいないことですので。
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