木村カエラ / Scratch (2007)

木村カエラの3枚目のアルバム、『Scratch』(2007)です。
この時期になると耳にすることが多くなるのがM3「Snowdome」です。
冬将軍というのはいったい何者なのかと。
いよいよ冬本番かと。
ウインター・スポーツの季節かと。
今年はどこの雪山を攻めようかと。(←うそ)
本当は寒さが苦手なので身動きも取れません。
もうすぐ新しいシングル、『どこ』が発売されるとのことですけれど。
この『Scratch』というアルバムから2年も経ってしまうことに驚いてしまいますよ。2枚目の『Circle』(2006)から1年に1枚の割合でアルバムを作り上げているのですね。
今回も恵まれた作家陣、制作陣の存在がやはり大きくて、それでも木村カエラ自身も腹を括って立ち向かっている姿が目に浮かんで来るような作品に仕上がっているというのが何とも嬉しいです。
件の『Circle』はなかなかハード・エッジな音の鳴りのロック・ミュージック然としたアルバムでしたね。
M7「きりんタン」のお陰もあってか本作では随分とポップな方向に振れた塩梅ですけれども、別段大したことではないのではないでしょうか。
演っていることはそれほど変わりありませんし、内容的にもとっちらかったままですし。アルバムとして若干、焦点の定まらないものの。彼女自身にはぶれはなく。筋の通った歌も健在です。
器用というのでもなく、あれもこれもな欲張りぶりも彼女らしくて好ましいと思いますよ。
何より一挙手一投足、成長して行く様子が窺えるのもよろしいかと。
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