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Stereolab / Low-Fi (1993)

lofi
Stereolabです。
前回の『Space Age Batchelor Pad Music』(1992)からだいぶ時間が経ってしまいましたけれども、順を追って今回は『Low-Fi』(1993)を取り上げてみます。


Too Pure Recordsからは2枚目のEPでして、堂々の4曲入りですよ。CDだと紙ジャケット仕様、とは言えないようなしょぼい代物ですけれどね。
かゆいところに手の届く恒例の編集盤、『Switched On』シリーズにも収録されていないので、ちょっとしたレア盤でしょうか。


M1「Low Fi」では時折、鍵盤の音が差し込まれたりして少し鬱蒼とした雰囲気すら漂って来ますね。勿論、アナログ・シンセサイザーの力強い音色は健在です。心地良いですね。
Space Age Batchelor Pad Music』よりもがっしりとした音の作りですけれど、いつも通りと言えばいつも通りの佇まいそのままだったりします。


続くM2「(Varoom!)」を聴いてもそうなのですけれど、いかにもなStereolab節が冴えていますよ。取って付けたような後半の訳の判らぬループはご愛嬌として。


M3「Laisser-Faire (Listen)」でも魅惑のコーラス・ワークが決まっていますし、妙ちくりんなインストゥルメンタルが前半に付けられたM4「Elektro (He Held The World In His Iron Grip)」にしてもとても個性的に仕上がっています。


ここで彼らのスタイルは強固なものとなり、のちの『Transient Random Noise Bursts With Announcements』(1993)へと着実に繋がるものですね。



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時計

clock
アイフォーンに『LCD Clock』という有料のアプリケーションを追加してみました。
デジタル時計とカレンダーを組み合わせたデザイン性抜群の液晶時計です。


このメカメカしい感じに惚れてしまったのですけれど、曜日が月曜日から始まるのに違和感があったりします、実は。



テレビ

tv
アイフォーンに『テレビ』という無料のアプリケーションが配布されているので前もって追加してみました。
懸案だった『TV&バッテリー』が昨年、12月31日から全国7店のソフトバンクショップにて先行発売されているとのこと。ギリギリですね。


最近ではdocomoケータイでワンセグもそこそこ利用するようになりましたし、さっさと充電器としても使い倒してやりたいですね。



A Happy New Year 2009

Googleには今年もいろいろなロゴで楽しませてもらいます。



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BMX Bandits / C86 Plus (1992)

c86plus
もう昨年のことになってしまうのですけれど、来日公演が実現との報せに少し心躍らされたもののDouglas T. Stewart単独公演だったなんてこともあったようで。観に行くことは出来ませんでしたけれども盛況だったようで何よりです。


とりあえずはそれをダシにBMX Banditsの栄えある1枚目のアルバム、『C86』(1990)を取り上げてしまいます。実際には、またもや頼れるVinyl Japanが新装拡大増強盤として発売くれた『C86 Plus』(1992)です。


これまた拡大増強版の『CD86』(2006)が発売されたのも記憶に新しいNMEの企画モノ、“C86”から漏れてしまったBMX Banditsが当てつけのように付けたそのままタイトルの本盤ですけれど、悪趣味とも取られかねないジャケット・デザインも改められまして7曲の追加収録、そして陽気なマルチ・プレイヤーのJoe McAlindenによるリミックスまで施されるというファンにとっては堪らない豪華特別仕様なのです、実は。


その髑髏ジャケットのオリジナル盤とは若干、曲順が違いますし何より聴き易い音に仕上がっているので、同時期のTeenage Fanclubのデビュー・アルバム、『A Catholic Education』(1990)に優るとも劣らない良質のギターポップとして完成しておりますよ。
実際、Teenage FanclubNorman BlakeFrancis MacdonaldBMX Banditsの一員として参加している訳ですので納得の出来なのですけれどね。


肝心の内容の方は冒頭からして拍子抜けしてしまう似非ヒップホップ風味宅録作品のM1「Disco Girl(i)」で始まります。
しかも、友人なのか知り合いなのかはたまた単なるファンが送りつけて来た演奏なのか、Douglas T. Stewartでも誰でもないという謎の1曲。これぞ新装拡大増強豪華盤の醍醐味ですね。


以下、はっきり言って聴きどころ満載です。名曲の嵐です。
必殺のM3「Top Shop Girl」やM6「Disco Girl」やらM7「Your Class」を散りばめ、M4「Rimbaud And Me」、M11「But Tonight」といったところでしっとりと聴かせます。


一方では、幼き日のDouglas T. Stewartの無邪気な歌声が響くM5「Yo Yo Song (1969)」で自身のルーツに遡り、ヴァイオリンの音色も凛々しいインストゥルメンタル曲のM9「C86」でスコットランド人としてのルーツを確認するなどの念の入りようです。
締めはM13「Heaven's Daughter」でしんみりと。完璧ですね。


果たして、ここから先も聴き逃せません。
追加収録曲として、未入手のままの12インチ・シングルでもある『Figure 4』(1988)から嬉しいことにM14「Stardate」とM15「Figure 4」にM17「C'Est le Vent, Betty」という3曲が。涙ものでしたよ、これは。


そして、何と言ってもM16「Strawberry Sundae」の幻のスタジオ・ヴァージョン(ですよね?)という決定打、ですよ。
ちゃんと録っていたのですね、残っていたのですよ。
デビュー盤、『Sad?/E102』(1986)でのライヴ・ヴァージョンは稀に見るズタボロな演奏でしたからね、これこそ涙ものです。


と思いきや、お楽しみはこれからなのです。
M18「Thinkin' About You Baby」という必殺のカヴァーが登場!もともとはSpringですけれど、「Darlin'」の方が通りが良いですよね。そこはThe Beach BoysのマニアであるDouglas T. Stewartの眼力がモノを言っております。
何とも言いようのない人懐かしい、思わず頬擦りでもしたくなるような優しい感触の1曲です。


最後の最後はこれまた嬉しいM20「Your Class (Live)」ですよ。
実際のステージの模様を余すところなく捉えた、その場の温度と観客の笑顔までが伝わって来るようなライヴ・ヴァージョンです。
いつものように、Joe McAlindenのベース・ギターと会場全員の手拍子でDouglas T. Stewartが飄々と歌い上げております。微笑ましいですね、最高ですね。


新年

moo
あけましておめでとうございます


皆さま方にとりましても良き年になることお祈り申し上げます。



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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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