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The Pretty Things / The Pretty Things (1965)

prettythings
以前にエントリした『The British Invasion The History Of British Rock, Vol.5』(1996)というRhino Records編集のオムニバス盤にThe Pretty ThingsのM1「Roadrunner」Bo Diddleyが収録されていまして。
そんな訳で彼らの初アルバム、『The Pretty Things』(1965)を取り上げてみますね。


ぶっきらぼうでパンクなR&Bが何とも刺激的で痛快ですね。これはもうアメリカのガレージ・バンドと同じかそれらを超えんばかりの勢いで以て暴れたい放題のやりたい放題ではないですか。
カヴァー曲についてはBo Diddleyの4曲のほかにもChuck BerryJimmy Reedのものも含まれているのが興味深いですよね。


野生を露にしたPhil Mayの歌、性急なリズムにささくれ立ったブルース・ハープの音、やさぐれたギター音。何もかもが過激ですね。
R&Bやブルースを基調にしたガレージ・パンクなのかガレージ・サウンドを取り込んだ荒くれブリティッシュ・ビートなのか。
どちらでも良いのですけれど、聞き流しているだけであっても爽快ですよ。


気のせいなのでしょうか、CDに追加収録されたデビュー曲のM13「Rosalyn」をはじめとしてシングル曲の方にこそ横柄で暴力的な危ない雰囲気が充満しているくらいですね。


このThe Pretty Thingsと言いますと何にしてもThe Rolling Stonesの分派として有名なのかも知れませんね。
それでも逆にThe Rolling Stonesから縁を切った男、Dick Taylerの無頼派ぶりをこれでもかと堪能することが出来ますよ。



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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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