The Yardbirds / Five Live Yardbirds (1965)

今回はThe Yardbirdsの歴史的な名盤、『Five Live Yardbirds』(1965)のご案内です。
1964年はマーキー・クラブでの模様を記録した傑作であることは言わずもがなですよね。
デビュー・アルバムにして白熱のライヴということですけれども、恥ずかしながら最近になって初めて聴いたのでした。
何を今更というお話でしょうけれど、これがまた凄まじいのです。
その勢い、その青臭さ、その気迫。
痺れました。
これはもう、そのままガレージ・パンクではないですか。
まさしく衝撃的です。
だからこそ、取り上げてみたかったのです。
熱く激しい生演奏の醍醐味が余すところなく捉えられていますし。
Keith Relfの歌に問題ありと最初から刷り込まれていたのですけれど、思いの外にまともなことに面食らってしまったことはここだけの話です。
何しろそんなこと以上に白熱のステージの模様に度肝を抜かれた訳なのですので。
弱冠18歳のEric Claptonが既にEric "Slowhand" Claptonと呼ばれていることにも驚いていまいました。
全編ブルースとR&Bのカヴァーとは言え、そのほとばしる情熱に取り憑かれてしまわれそうになりますね。
言うまでもなくライヴ・アルバムとしても一級品であること間違いなしですね、今更なのですけれども。
そして、感動です。
振り返ることを知らないそのつんのめった向こう見ずな演奏とがむしゃらさに乾杯です。
一方で手持ちは良かれと思って購入した紙ジャケットCDです。
左上のレーベル・ロゴがありえないことになっていますよ。
それというのも、あのビクター犬が・・・。
泣きが入りますね、これには。
それから本作に関しては各国の復刻レーベルが入り乱れて再発しているために追加収録曲がまちまちのようです。
まったく手がかかりますね、これは。
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