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The Jon Spencer Blues Explosion / Acme (1998)

acme
興味本位で初めて聴いてみたThe Jon Spencer Blues Explosionが今回の『Acme』(1998)でした。
10年前のことになるのですね。


Pussy Galoreですら未だに聴いたことがないですし、ほかのアルバムもろくすっぽ聴いていないのはやはり本作、『Acme』との相性がとても良いからなのですよ。


実は、この『Acme』を聴く少し前からOtis ReddingやらAretha FranklinやらJames Brownといった“ソウル・ジャイアンツ”を聴き始めまして。
案の定、その頃はいまひとつ馴染めなかった訳です。


いつぞやのThe Beatles のインタヴュー記事を真に受けて、ブラック・ミュージックの世界に片足を突っ込んではみたものの首を傾げていた訳なのです。
それが本作をきっかけに道が開けて来たのですよ。目の覚める思いでしたね。
極めて R&B色が強く、ひと言でソウルフルな音楽です。


クレジットには仔細な録音データが記載されていまして、楽曲毎に様々な製作陣が入り乱れているのですけれども、ファンキーな音作りの中にもそこかしこでそれぞれの個性が散見されます。
それでいてアルバムとしての統一感が損なわれていないという絶妙さ。


具体的にはCalvin Johnson(冒頭の曲名がM1「Calvin」(!)にSteve Albini、果てはAlec Empireまで関わっているのですけれどもThe Jon Spencer Blues Explosionの3人も決して引けをとることなく、ブラック・ミュージックの持つ艶やかさや滑らかさと本来の野性的で破壊的な衝動を余すところなく発揮しおります。


暴発するパンク・ブルースがヒップホップまでをも飲み込んでお洒落で何とも艶かしい音に変換され、胸の空くような爆発力と黒光りするコクの深さが溶け合うという塩梅なのです。
ずばりセクスィーですね。


M3「Do You Wanna Get Heavy?」などは意外なしっとりさにうっかり誰かのそばに寄り添いたくなるくらいに魅惑的です。


蛇足ですけれど、M12「Torture」のサビは“父ちゃん”に聴こえます。



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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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