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מאַרק שאַגאַל

久し振りですね。


ロシア生まれのフランスの画家、Marc Chagallの絵画をモチーフにしております。


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Flipper's Guitar / カメラ・トーク (1990)

cameratalk

今でも絶大な影響力を持て余すFlipper's Guitarの2枚目のアルバム、『カメラ・トーク』(1990)の紙ジャケットCDが発売されてからもうすぐ2年ですか。早いですね。


最近、iPod touchを通して聴き始めています。
実際にはFlipper's Guitarを聴くこと自体が最近になってからです。


1990年と言えば浪人生としてひっそり暮らしていましたので。この頃と言えばU2くらいしか聴いていませんでしたので。


冒頭から麗しいスキャットが炸裂するM1「恋とマシンガン」が絶品ですね。
黄金の七人』(1965)のテーマそのままに最後まで加速度的に展開する様子に胸が空く思いです。


続くピコピコだらけのM2「Camera! Camera! Camera!」には激しく違和感を覚えるものの、追加収録された13「Camera! Camera! Camera! (Guitar Pop Version)」に溜飲を下げる次第です。


以下、全然青臭くもなく汗臭くもない青春の切れっ端でスパイものやらブラジル音楽やらMadchesterやらを包んでチョメチョメしてみたら、あら不思議。
紛れもない純正仕様のネオ・アコースティックが湧いて出るという必然。


聴けば聴くほど好みの音だとはっきりするのですけれど。
こういう音楽が当時から支持を得ていたなんてことはつゆ知らず。どこか遠い惑星の出来事なのではないかと思えるくらいの距離感を今でも抱えざるを得ない状態だというのが正直なところです。


結界というか何というか、彼らとその周辺には訳の判らぬ共通言語が横たわっているような気がしまして。今更、いくら聴き込んでみてもどんどん遠ざかって行ってしまうという。


Flipper's Guitarがそのくらい特別な存在であり続けることなら判るのですけれどね。



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カテゴリの編集

Pop/RockのカテゴリにTeenage Fanclub、Heavenly、My Bloody Valentine、BMX Bandits、Stereolabをそれぞれぶら下げてみました。


今でも現役だったり活動が滞ったり、再開したりといろいろですけれど。
ある時期、随分と熱心に聴いたミュージシャンたちなので。


そもそも、どこでも見掛けるようにエントリをタブで紐付けしたかったのです。
FC2では“親子カテゴリ”という機能でカテゴリを編集して行くとのこと。
これがまた、いまひとつ使い勝手の悪いこと。


まあ、自分のためにアクセスし易くしたかっただけですので良しとしておきましょう。



Aztec Two-Step (1972)

aztectwostep

先日、取り上げました『Farewell AldebaranJudy Henske & Jerry Yesterの紙ジャケットCDをとある店頭にて見掛けたことをお話しましたけれど、その隣に面陳されていたのが何とAztec Two-Stepの同名アルバム、『Aztec Two-Step』(1972)のCDだったのです。


きよさんshintanさんが取り上げておられていたので、以前から気にはなっていたのものの。
入手困難な状態が続いていたのですけれど、最近になってCollectables Records盤が発売されたことを知りまして。ところが、それがまた入手困難だったのです。


たまには店頭にも足を運んでみるものですね。こういう時には自粛している場合ではありません、運良く購入と相成りました。


Collectables Recordsと言いますと装丁も解説も音質もとても褒められたものではありませんでした。ここ数年でだいぶまともになって来たようです。
それでもこの人気盤、もともとはElektra Recordsから発売されたということですので本音では妥当な線でRhino Recordsから復刻して欲しかったところなのですけれど。


その内容はと言えば。
冒頭のM1「Baking」、M2「Killing Me」から陽だまりのような温い音の波紋が広がって行く、あるいは人肌の心地良さを思わず感じずにはいられないアコースティック・グルーヴ(©きよさん)が際立っていますね。


と思いきや、どこか「So You Want To Be A Rock 'N' Roll StarThe Byrdsを彷彿とさせる軽快なM3「The Persecution & Restoration Of Dean Moriarty(On The Road)」以外は概ね抑制が効いていたり翳りがあったりとやけに落ち着いた風情で聴き手を和ませてくれるのです。
これはこれでとても滋味深い音世界ですね。


それから件のJerry Yesterが制作を手掛け、録音にも参加しているとのこと。
繋がりますね。


From Philly With Love (1995)

fromphillywithlove

まだ週の真ん中だというのに疲弊し切った身体を休めるためにフィリー・ソウルを聴いております。
Legacy RecordingsがPhiladelphia International Records音源のおいしいところを引っ張って来ては上手く丸め込んだ編集盤、『From Philly With Love』(1995)です。


狂おしいほどに甘く切ない全14曲が耳元で囁いてくれます。


何でしょう。
麗しい歌と演奏が淀みなく流れる小川のせせらぎのよう優しく周囲に流れ込み、そして零れ落ちて行きます。


どの歌い手も、どのグループも有名どころです。
どの収録曲も手堅く、恐ろしく完成度が高いのです。


何も考える必要がありませんし、考えられません。
ただただ、酔いしれるのみです。



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戻ります

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天気が良いですね。

さあ、これからランチです。って弁当持参なので帰社します。
倹約です。

ぽつねんと

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更地の一角に地下鉄の出入口が。

再開発の勢いには目覚ましいものがあります。

ついでに

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昨日、買い忘れたもののついでに所用が。

立派ホテルですね~。

Judy Henske & Jerry Yester / Farewell Aldebaran (1969)

farewellaldebaran

先日、とある店頭にてJudy Henske & Jerry Yesterの紙ジャケットCD(数量限定の輸入盤)が面陳されていたので、思わず手に取ってしまったのですけれど。


Radioactive盤を既に持っていること、それをまだまだ聴き込んでいないことを思い出して購入を控えておきました。我慢することを学習しました。


その『Farewell Aldebaran』(1969)はFrank Zappa主宰のStraight Recordsからなのですけれど、やはり取っ付き難さを感じてしまいますよ。


Jerry Yesterと言いますと、The Modern Folk Quartetの一員でもあり後にThe Lovin' Spoonfulに加入するほか、The Associationを手掛けるなど才能にも人脈にも恵まれた方なのですね。
一方で奥方のJudy Henskeがもともとジャズ・シンガーということもあってか、歪なサイケデリックな音色使いとはどうも調和していないように感じられます。


いえ、サイケデリックな(フォーク・)ロックであれば調和も何もどろどろの不協和音だとか何かこそその真髄なのでしょうけれど、今ひとつその極彩色に加工されたジャケット写真に肩透かしを食らったような思いをさせられるのですよ。


少々おどろおどろしいM1「Snowblind」に戸惑いつつも、M2「Horses On A Stick」の映し出す鮮やかな色彩が何とも優しく染み渡って様子がいとおかし。


ほかにもラーガ風味全開のM6「Raider」などところどころ面白いものもあるにはあるのですけれど、数曲でJudy Henskeが朗々と歌い上げてしまっている部分には違和感を覚えざるを得ません。


ただし、表題曲でもある最後のM10「Farewell Aldebaran」ではそのおどろおどろしさが吉と出ておりまして。
途方もなく広がる漆黒の暗闇を垣間見せてくれるような、さすがの面目躍如な1曲で締めくくられるのです。



プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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