Teenage Fanclub / Star Sign (1991)

我らがグラスゴー青年団、Teenage Fanclubの『Bandwagonesque』(1991)に先駆ける形で発売されたシングル、『Star Sign』(1991)のご案内をば。
実際には『The King』(1991)よりも先に発売されたという話もあるようです。
手持ちのCDはこの時期に主流だった単純に入れ物でしかない紙ジャケット仕様です。この4曲入りのCDが裸で収納されていまして、泣けて来るほどに大雑把な作りのものです。
表題曲のM1「Star Sign」はと言えば、『Bandwagonesque』収録のヴァージョンから出だしを大幅に削り取ったお陰で輪をかけてキャッチーな仕上がりのGerald Love作なのです。
いつ聴いても良い楽曲ですね。
Teenage Fanclubにとって初アルバムの『A Catholic Education』(1990)にはほとんど貢献していないGerald Loveの才能がきらりと光る代表的な1曲でしょう。
ポップな疾走感に思わず痺れます。
また、M4「Star Sign (Demo)」はなるほど、ほとんど完成してしまっている段階でして楽曲の良さがその骨組みから良く判る塩梅です。
そのほかの収録曲としては前述の『The King』にも含まれている「Like A Virgin」と「Heavy Metal 6」が使い回されているのですけれど、『The King』が廃盤の今となっては貴重なB面曲に違いありませんね。
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