Sonic Youth / Goo (1990)

先日のエントリのついでと言っては何ですけれども、Sonic Youthの『Goo』(1990)を取り上げてみましょう。
実は『Bad Moon Rising』(1985)にて初めて触れた彼らの音にはついて行けなかったのですけれど、Nirvanaの『Nevermind』(1991)の煽りを喰らった後でしたので4曲のライヴ・テイクが追加収録された国内盤CDを購入したのでした。
『Nevermind』と同じ、メジャー移籍後のDGCからの発売ということも話題になっていましたね。実際には順序が逆で、彼らがNirvanaにDGCを薦めたのでしょうけれども。
第一印象も何も未だに聴き続けていられるのはこの『Goo』しかないので、とても気に入っています。珍しく聴き易いからですね。
図に乗って次作の『Dirty』(1992)を発売と同時に購入してみたのですけれど、こちらにも馴染めませんでしたね。ジャケット写真が可愛らしかっただけに手放すのには躊躇しました。
本盤の肝心の内容について、CarpentersのKaren Carpenterのことを歌ったM2「Tunic(Song For Karen)」やビートがつんのめり切ったM3「Mary-Christ」を始め、抜き差しならない疾走感が印象的です。
Kim Gordonが歌う楽曲も割と多いですね。
珍しいところではM4「Kool Thing」にPublic EnemyのChuck Dが参加していまして、Kim Gordonとの掛け合いを披露しております。
それから、Don FlemingとDinosaur Jr.のJ Mascisもバック・ヴォーカルで参加しているとのことですけれど顔見せ程度、なのかも知れません。
改めてじっくり聴いてみますと、エレクトリック・ギターの使い方にはまだまだ無限の可能性があるのだなと感じ入ってしまします。
それくらいありったけの引き出しを開けては引っくり返すを繰り返しながら新しいギターの音を追い求めているように見えます。
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