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The Ultimates / You're My Lady...Plus! (1999)



The Ultimatesという堂々としたグループ名も眩しい4人組のCDを最近になってようやく聴いてみました。
The Ultimates唯一のアルバムだとされる『The Ultimates From The Beginning』(1969)を基にした日本独自編集盤です。


もともとの収録曲がM1「I Just Can't Stand It」からM7「Yeah, Yeah, Yeah」までだそうですけれど、実際にはこのP-Vine Records盤CDの場合は曲順が変更されているとのことです。


前身に当たるという5人組のThe Enchanted Five時代のシングル曲のM8「Have You Ever (That's What It Means)」からM11「Darling, I Need You Now」までとThe Ultimatesとしての未発表曲、M12「Heed The Needs Of The People」とM13「I Ain't Done Nothing, But Love You」が追加されています。


何が何だか複雑なことになってしまっていますけれども、この辺はシカゴ界隈のノーザン・ソウル風情が匂い立つといったところでしょうか。


CDジャケットのグループ・ショットが実はこのThe Enchanted Fiveだということです。なかなかに味がありますよね。


尚かつ、New York Cityというグループによる未発表曲のM14「De Ja Vu」とThe Topicsの未発表テイクのM15「Movin' On Down The Line」という何かしら縁のある楽曲をも収録しているという大盤振る舞いですよ。
どちらも新しめの音作りなので苦手ではありますけれども。


とか何とかこんなことを書くことが出来ているのもブックレット代わりのポスター・スリーヴに掲載されている内容の高度な座談会の模様と詳細な解説という、勝手が判らない身には大変に為になることがびっしりと綴られているお陰であることはここだけの話です。


以前に取り上げた『A Carnival Of Soul Volume One:Wishes』(1994)などはひとたまりもないと言ったら身も蓋もありませんけれど、それほどまでに甘さを極めた最上級のスウィート・ソウル。グループ名の通りにまさに究極と呼ぶに相応しいという寸法なのです。


と言い切りたいのですけれど、それでもやはり突出して出来がよろしい表題曲のM4「You're My Lady」やM3「Loving You Is Easy」辺りで思わず昇天、といったところでしょうか。
盤起こしだというその音質など何の苦にもなりませんよ。
 

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北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
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