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Ilous & Decuyper / Ilous & Decuyper (1971)



Bernard IlousPatrice Decuyperというフランス人デュオのアルバム作品、『Ilous & Decuyper』(1971)のご紹介です。


単純に名前やLion Productionからの復刻ということから判断しまして、勝手ながらアシッド臭漂うフォーク・デュオだとばかり思い込んでいました。


そこは一筋縄に行かないIlous & Decuyperのふたりです。
実際には予想外の遥か彼方を飛んで行く、ずばりプログレッシヴなフォーク・ロックなのです。
デュオにもかかわらず、手の込んだバンド・サウンドに若干のサイケデリック風味も溶け出すというなかなかに個性溢れる作風が印象的な訳です。


アシッド・フォークからは遠い位置にあるものの、柔らかで幻想的な面と骨太なロックの要素とが同居する不思議な音の作りです。


The BeatlesをカヴァーしたM4「Eleonor Rigby」なども聴き応え充分ですよ。


プログレッシヴ・ロック特有の多少なりとも大袈裟で壮大な展開もありつつ、小鳥のさえずりなども紛れ込んでいるというように様々な効果音が散りばめられていまして手間ひまかけられた小技も効いております。 


正直に申し上げて四六時中聴いていたいとは思わないまでも、すぐに手の届く場所に置いておきたい1枚ではあります。


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プロフィール

北沢オーストラリア

Author:北沢オーストラリア
ハンドルネームをchitlinから北沢オーストラリアへと改めました。どうか、よろしくお願いいたします。
ポップ・ソングのことを中心に書こうとして自家中毒を起こしているブログです。
見当違いのことばかりですけれども、どうかご容赦のほどを。

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