The City / Now That Everything's Been Said (1968)

幻の名盤という称号を欲しいままにして来ましたThe City唯一のアルバム、『 Now That Everything's Been Said』(1968)が紙ジャケットCD化されました。
1993年における世界に先駆けての初CD化というのは何も知らなかった私、chitlinですら衝撃的なものでした。
1999年には Legacy Recordingsからも復刻されたものの、こちらは人知れず廃盤の憂き目に。只今、調べてみまして初めて知りましたよ。
当然の如くと言いましょうか相変わらずと言いましょうか、性懲りもなく今回の紙ジャケットCDにて3度目の購入と相成りました。
硬さの残る歌声は相変わらずのようですけれど、演者としての Carole Kingの原点を確認することが出来る貴重な音源ですね。
発売当時に売れなくとも、口伝えにその素晴らしさが広まったというまさに幻の名盤の典型でしょう。
今回、久し振りに耳を傾けてみまして改めて感慨に浸ってしまいました。
本作についてひと言で申し上げるとすれば洗練、でしょうか。
Roger Nichols & The Small Circle Of FriendsもカヴァーしたM1「Snow Queen」からこっち、実に優雅に自分たちの音を奏でている様子が目に浮かびます。
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