The Beatlesを頂点とする数多の追随を許さず、振り切り、そしてぶっとばすペルーのWe All Together。実際には模倣と呼んだ方が適切ですけれども。(汗) 彼らの1作目のアルバム、『We All Together』(1973)の出番です。
Paul McCartney直系の曲調にPaul McCartneyにもJohn Lennonにも似ているという奇跡の歌声を乗せた10曲に追加収録曲を含む全14曲です。
M5「Tomorrow」やM9「Some People Never Know」、M11「Bluebird」というPaul McCartney作品のコピーカヴァーはもとよりM6「Hey Revolution」には「Revolution」The Beatlesの一節がそのまま挿し込まれているなど、良く言えば本家取りを通り越した愛情溢れる様子が存分に見受けられます。
更にはあのBadfingerまでカヴァーしてみせるという節操臆面のさなです。 そもそもが繊細な歌声が特徴であったりするのですが、M3「Carry On Till Tomorrow」の場合は桁違いです。