The Doors / Strange Days (1967)

The Doorsの2枚目のアルバム、『Strange Days』(1967)もまた秋の夜長におあつらえ向きのような気がします。
初アルバムの『The Doors』(1967)と同じ40年も前の作品ですね。
そんな『The Doors』とほとんど同じ音の傾向ながらひと呼吸置かれたことも手伝っているのでしょうか、より一層に狂気を帯びたサイケデリック感覚を楽しむことが出来ます。
聴き込むほどに深みが増して行くような作りに感じられます。
奇妙なジャケット写真はもとより『まぼろしの世界』なんていう邦題にしても、それなりに気が利いていますしね。
10分を越える大作であるM10「When The Music's Over」などは時空を歪める威力を秘めた空恐ろしい1曲です。
Jim Morrisonの雄叫び一発で足を掬われる思いです。
さながら魔闘気を纏ったJim Morrisonが北斗琉拳の奥義“暗流天破”を放ったかのような・・・。
ある種、緩衝剤のようなM5「Horse Latitudes」からそのまま引用したと思しきCherry Red Records所属のHorse LatitudesというグループのCDを購入した憶えがあります。
ネオ・アコースティックだという触れ込みでしたので喜び勇んで購入してみたものの、まったく愛着が湧かないままに売り払ってしまった話があったとかなかったとか。
今もやっていることが変わり映えしませんね。
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