The Seeds & Sky Saxon / Bad Part Of Town (1982)

ガレージ・パンクの雄、The Seedsの中心人物だったSky Saxonが亡くなってしまったということで図らずも追悼エントリとなってしまいました。
相変わらずというか不思議なことに『Nuggets: Original Artyfacts From The First Psychedelic Era, 1965-1968』にも収録の「Pushin' Too Hard」くらいしか縁がございませんで、最近になってこの限定の編集盤CD、『Bad Part Of Town』(1982)を滑り込みセーフで手に入れた次第なんです。
怪人、Sky SaxonがThe Seeds結成以前の1963年から1964年までに演っていたR&Bというかドゥワップらしき音源が表題曲のM1「Bad Part Of Town」を除く前半部分に配置されていまして。
一応、甘ったるいヴォーカル・グループ仕立てにはなっているんですけれども。
それがもう否応無しに浮世離れした異様さなんですね、既に。極めて変態的です。
その最初からサイケデリアの住人だったんですね、Sky Saxonが。
こういうのは物珍しさから今でこそ重宝されたり、好事家たちがもてはやすといった形で受け入れられるものだと思うんですが、当時からきちんと録音が残されているとは本当にラッキーですね。
怪人に歴史あり、です。
M9「Die He Die」からの後半にはライヴを含む1970年代前半の音源が詰め込まれています。
サイケデリックなパンクが思わず眩しいです。大層なお手前でいとおかし。
どっちにしても強烈な個性を放っていますよ、Sky Saxonが。
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