Il Rovescio Della Medagila / La Bibbia (1971)

もののついでという訳でIl Rovescio Della Medagilaのデビュー・アルバム、『La Bibbia』(1972)も取り上げてみることにいたします。
グループ名が“メダルの裏側”という意味ですので、本作のジャケットに描かれたメダルには裏側から読み取れるようになっております。
先のエントリの『Io Come Io』(1972)を探し出すのにはひと苦労だったのですけれど、こちらは意外と手の届くところに仕舞ってありました。ということに本日、気が付きました。
実はコチラで同じ“BMGイタリアン・ロック復刻紙ジャケット・コレクション”の第3弾の1枚、『Reale Accademia Di Musica』(1972)を取り上げていますので、だいぶ間が空いてしまいました。
音作りの基本はやはり次作の『Io Come Io』と変わらず、野太いギターのリフで以てより荒々しくより熱い演奏が繰り広げられております。
音数が少ないだけありましてベース・ギターの存在感も目立ちますね。
言い方を変えますと割と大雑把な編曲と隙間だらけの演奏が相俟って、相変わらずの暑苦しい歌声ともども何となく憎めない印象なのです。
逆に『Io Come Io』では狙い過ぎだったのでしょうか、その破天荒なハード・ロック故に本作が新鮮かつ良い加減の仕上がりに感じられます。
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