The Kinks / The Kinks Present Schoolboys In Disgrace (1976)

今回のThe Kinksは『The Kinks Present Schoolboys In Disgrace』(1976)です。
実はこのエントリのために聴き始めたばかりですがスッと耳に飛び込んで来る軽快な全10曲なんですね。
名盤を連発した黄金期たるPye Records時代から、それらに比肩する傑作をものにするRCA Records時代へと至る道筋の中で原点回帰とはまた異なる簡潔にして老練なロックン・ロールばかり。
ホーン隊とバック・コーラスを従えていますので肉付きの良いがっちりと音の作りな訳ですよ。安定感がばっちり、グループとしての一体感も水準以上ですね。
また、ここに来ましてRay Daviesが自身の学生時代を振り返ったかのような内容、なんでしょう。こういう場合にも特に歌詞をきちんと理解することができると話がまったく違いますよね。
誰もが思い当たる節があるにしてもですよ、自分の冴えない10代の頃に照らし合わせて胸焦がすようなこともあったりしまして頬を赤らめたりほろ苦い気持ちに包まれたり、いろいろと痛し痒しです。
ブリティッシュ・ロックのとても素晴らしいグループであることは周知の通り、売り手としてもまだまだ手を替え品を替えの再発を続けて行くようですね。覚悟せねば。
そして、最近のThe Kinks関連のエントリにも増して本盤に対する聴き込みが圧倒的に足りないことにはご勘弁いただきまして。生意気にも拙い文章で追い掛けて参りましたが、ここでひと段落でございます。ライヴ盤やら編集盤につきましてはまた時間を作って挑みたいところです。
♪「The Hard Way」The Kinks
♪「No More Looking Back」The Kinks
♪「No More Looking Back」The Kinks
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